いわゆる「高額商品」・・。

チョットだけ肩のチカラを抜きつつも・・

 

地酒屋さん・・

と、称される酒販店の商品構成は「個別に違う」のは当たり前として、客単価構成については 「どちら様もさほど変らない・・」かと思います。それが「客数の差」で「規模と商品力が変るだけで・・」。

 

解っかり易く・・

一般顧客様の買い物は、720mlの日本酒単価が一本「1,500円〜2,000円くらい・・」を二本と、アト「ワインか焼酎か梅酒リキュールを一本」が普通です。

この「720mlの日本酒単価が一本1,500円〜2,000円くらい・・」は ウチの業界としては「スタンダートなライン」ですし ・・さほどビックリされる方はありません。

 

ところが・・・

同じくして並んでいるのに「明らかに格調の高いキモノを着ている酒」の価格を見て・聞いて驚く方も多いです。

いわゆる・・

鑑評会出品酒クラス・金賞受賞酒です。

5,000円・・・10,000円・・・15,000円・・・20,000円、それ以上も・・。

 

 

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「どう違うんですか ??・・」と質問も受けます。

私は「すべての試飲(正直に言いますが自店では開けられないので蔵元試飲で確認してます)してますが、

別世界の酒」となっています。

まぁー・・個別の感想を言えばキリが無いですが「味わってみないと解らない世界」です。

中身が良ければ「相応の意匠」で際たださせるのは当然の事。

「蔵元さんの意匠」以上にコチラも「包装紙・水引・袋」等にはバランスの合ったモノを用意し選択させて頂きます。で、無いと・・意味も気持ちも「伝わらないから・・」。

ここが一番 大切な事だと思っています。

 

バブルの頃は・・・

桐の箱に入れて・「金・銀・赤・黒」をチリバメタので高額そうに見せる技術もあった・・・

そうですが、今では「そんな まやかしが通用する程 甘くはありません」。

中身である「酒本体」。意匠。

更には「それを扱っている酒販店の説明能力・陳列状況・酒の管理」が成って無いと

「次はありませんから・・」。と、自分でハードルを上げちゃったなぁー・・。

 

ホントに価格が知りたければ・・・

ネットで検索すれば簡単に出せますし、ウチの業界は「値引きはしません」ので解りやすいです。

 

で、以前は・・・

こういった高額商品は 中身の入っていない「ダミー瓶」を並べて、お客様の注文が入ると「蔵元さんに直送してもらう」体系が常識的だった様です。なんで他人事の様な書き方をするかって ??

なぜって・・・その頃、私は酒屋では無かったから 知らないんです。

 

今の お客様は「すぐ欲しいんです」。その場で・・。

だから、陳列してある高額商品は「ダミー品」であっても「実物は遮光・温度管理をしている冷蔵庫」で出番を待っています。

 

これらは、ほぼ 贈答用になる事が多いですから・・

欲しい商品・御予算・どちら方面へ・どんなオモムキでを お聞きしてオススメしています。

贈り手・・受け手

共に満足して頂ける私の指針は「自分が頂いた・・としたら  どう感じるか」だけです。