「蔵元を囲む会」

報告が遅くなりましたが・・・

先週、十六代 九郎右衛門蔵の湯川杜氏を お招きして当店の「猪口の会」を行いました。

通常の「猪口の会」とは違いゲストをお招きしての会は 当然ながら準備と段取りは倍以上は掛かります。

もう慣れましたけどね・・。

 

「蔵元様」をお招きした時の私の最重要課題は いかに「この方の輝かせるか」です。

アタマの話しじゃ無くてですよ・・。

 

その為には「ライブ感」が重要な要素だと思っていますので「簡単な構成」だけを説明してアトは一切打ち合わせをしません。たぶん「そういう内容・対話を お客様は聞きたがっている」と思ってます。

それを「お客様の前で私と蔵元が・・」ライブをやります。

どの方が お越しになっても同じバターンです。

と、いうのは言い訳で「段取りを組んでも その場の空気で必然的に変ってしまうので 打ち合わせが無意味」になります。

 

今回の参加者は 20名様。このクラスの「日本酒の会」としては丁度イイ員数です。

今回の会場である 萬房 さんは「九郎右衛門」を主力に大事に扱って頂けますし この「猪口の会」の為に事前に蔵元まで出向いて見学までして頂くチカラの入れように感謝です。

 

料理・酒・・蔵元の説明・お客様同士の会話が弾む

理想のカタチが楽しい時間となりました。

蔵元様を招いた時にしか基本的には出来ない「仕込み水」を飲みながらの会・・で 体調もバッチリキープしてままで終了しました。

 

では、画像に合わせて・・・

 

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最後は「杜氏・参加者・萬房スタッフ」さんと記念撮影です。
皆さんが持っているのは本日の参加者へ「杜氏からのプレゼント」十六代 九郎右衛門・焼き印入りの「割り箸」です。

本日の料理人 川端 康介さんは杜氏からプレゼントされた「帆前掛け」を持って破顔です

 

 

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湯川杜氏・・の説明は「解り易さ」を前面に。一人の質問に対し「全員に向けての解説」さすがです。

 

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蔵見学でのイメージが「木曽・漆・赤」。器にも凝ってます。
手前の「トマト」と「雄町 純米吟醸」の酸度の組み合わせは絶妙。
参加者の「沈黙の一瞬」を生み出しました。

 

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今回は「8種の酒」を料理に合わせてみました。
同じ蔵の酒を呑み「違いの確かめ・楽しめる」のは「蔵元を囲む会」でしか出来ない至極の時間です。
お客様での人気NO.1は「雄町・純米吟醸 生原酒 26by」オマチストが更に増殖しました。
私の好みは「純米吟醸ひとごこち 火入れ 25by」です。

かなり多めに持って来て頂いた「仕込み水」も「一人・一升」ちかく飲んで頂きました。
その分、最後まで参加者のテンションは落ちる事無く「乱れる方は皆無」

「もう、終わりですかぁー・・。
こんなに楽しいのにぃー・・」。
と、言って頂けて嬉しかったなぁー・・

 

このアトの「杜氏と私の慰労会」は当然オフレコです。

そして、飯田の夜も更けてゆきました。とさ・・。

 

また、来年もよろしく お願いします。

 

 

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