「有名ブランドを並べ無いと居酒屋は無理ですかねぇー・・」

信州の南端・飯田の住宅地で地酒専門店・信州旨酒 加藤商店をやっている「マブシイ店主」です。

 

本日の表題・・

若手の居酒屋店主さんの言葉です。

友達のやっている居酒屋さんは「焼酎・地酒の有名どころをビッシリ並べている」のに対し、

その方は料理主体でアルコールまで目も手も回らず「おざなり・・」の状態なのだと。

これから勉強をして行きたいけど「どっから・どのくらい・どうやって・・」始めたらイイのか解らない・・と。

非常に正直で誠意のある言葉だと思います。

たぶん・・「なんとかく初めて・・」がイヤなのでしょう。

 

都市部の一日で「一升瓶が10本以上空く・・」ような店舗とは違い、

地方都市では結果として「一日に一升瓶が五本程空けば御の字」が実情です。

そしてウチでは「開栓する酒は五種以内に・・」をオススメしています。

開栓後の「味が膨らみ切った状態で売り切る」なら このローテーションが一番負担が無いです。

そして「売り切ったら・・新たに開ける」。

開店前に「開栓したある酒の状況を把握しておく・・」のも大事です。

酒は器に注いだ瞬間から「料理に変身するのですから・・」。

 

最初のウチは「流行りモノ・・」を やってみるのもイイかも知れません。

でも、お客様は「置いて無いモノを常に求め続けます」。間違いなくネ・・。

ですから「その欲求に応え続けるのは不可能です」。

 

ですから、「看板料理・オススメ料理」を お客様が期待して来店されるのと一緒で、

「看板酒・オススメ酒」の出番となります。

その提案は当店でも させて頂きますが基本的に「店主さんの好み」が一番です。

料理だって「自分の旨いと思ったものを作る」のですから それに即した酒は同じ「旨いのカテゴリー」が

一番です。それをイチから探すのでは無く「当店が お手伝いできますよ・・」と、いう事です。

長い文章になりましたが 簡単な手順でしょ・・。

 

キツい事を言うと・・・

ブランドを纏う方は それに即した「魅力あるヒト」になるか モデル体型になるしか無いです。

「ブランドに着られちゃってる方」はファストファッションを着こなしている方よりも「カッコ悪い」のと一緒。

奏者が楽器を選ぶと同様に「楽器も人によって音が違うんです」。

 

自分の色で音を出すなら・・

有名ブランドか否かは「二の次・・」でしょ・・。

惚れた酒をススメル・・。

当たり前から初めませんか ??

以上・・・「マブシイ店主論」でした。

 

解り易く・・表形式にしてみました。

詳細は お問い合わせ下さい。

“日本酒再構築”のプレビュー