高嶺錦・・飯田、下伊那の地酒米。

信州が新開発した「山恵錦(さんけいにしき)」が脚光を浴び

新たに取り組む 圃場(農家さん)、蔵元(酒造元)が増え続けております。

もっと良いもの・・

新たなる可能性・・

バリエーションの多様性・・などなど、

期待値は上がり続けております。

 

都道府県ごとに・・推奨酒米なるものが 4種ほど指定されております。

信州では・・・

・美山錦・・永らく信州の基軸酒米

・ひとごこち・・現在の主流とも言えるエース格。

・金紋錦・・蔵元の個性が出る 純米大吟醸が主体。

 

そして・・高嶺錦。

この中では 一番知名度も印象度も薄く感じられるかと・・

さもありなん・・

信州には当店の地元でしか栽培されておらず(R1byまで)

最大にして最高級生産地でありながらも ほとんど評価すらされていない

現実・・。

 

かくゆう・・私もその一人。

認識を変える切っ掛けは「佐久の花・高橋社長」。

取り引きの折衝に蔵元に伺ったところ、取り引きの話しは そっちのけで高嶺錦。

「なぜ、飯田では高嶺錦が認知されていないんだ」。

「高嶺錦の希少性と品質とストーリーを あなた自身 どれほど解っているのか ?? 」。

最後には 「地元の優位性と それを伝える意識と義務感に欠けている」とさえ言われて

本心は完全にキレ掛かった私。

 

つまり・・

私でさえ解っていない事が 一般客に認知されているハズなと無く・・

裏を返せば 高橋社長は それほど高嶺錦を大事に想い、扱い、もっと欲しいのだと

言う意思表示なんだと。

だから・・「なんとか してくれよ・・高嶺錦の地元 酒販店として」、

とのエールだと 勝手に解釈して そして今に至っております。

現在、高嶺錦を原料米に使用している蔵元は・・

飯田、地元の「キクスイ酒造」

岡谷、豊島屋の限定ブランド 豊香。

佐久・臼田の「佐久の花酒造」のみ。

なぜなら・・酒米の生産量が少ないから。

 

ある側面しか知らない・・

観る機会が無い事への責任の一端を追う ??

事にも なっちゃった当店ですが、

地元の宝をに光を当てる事を今後も怠る事無く

行って参ります。

イイモノは良い。

そういう事です。

 

まずは一度、お試し下さい。

それから・・ですから。