俺の話を聞け

異国の日本酒事情

当店にお越しになる お客様には・・・

「いらっしゃぃませ・・」という挨拶よりも「こんにちは・・」が良いのかなと

家族スタッフにも これで統一させて頂いております・・。

まぁー・・こういうタイプの店ですので 入店した以上は「何か買わないと帰れないぞ・・」

というプレッシャーを与えない為にも「こんにちは・・」なんですけどね・・。

 

以前は・・・

「自由にご覧下さい。解らない事があれば何でも おっしゃって下さい・・」で

必要以上に話しかけないでいたんです。

これも過度に「何か買わないと帰れないぞ 2・・」として・・。

私が他店に行った時には そうして欲しいから・・。

 

でもね・・

最近 換えたんです・・。

極力、話し掛けるように。

要は「興味があってウチに来て頂いている・・」訳だし

絶対に「迷う商品構成」だし

説明を聞いて「納得して買いたい方が圧倒的」だし

どうやら「こんな私の話しを聴きたい方」が多いみたいだし

この業界では ネットに流れる、流せる情報なんて限定されていて

「ホントのトコはどうなのか ?? 」を「蔵元コピペじゃ無い解釈」で聴きたい方

・・・・が以外に多い事に やっと今頃 気が付いたので

「かっぱえびせん状態」で実行してます。

 

もちろん・・・

「自由に見させて下さい・・」オーラの方には「放置ぷれい」(^o-::)

を楽しんで頂きますので・・・。

 

本日 お越しのお客様は独特のオーラを持っていたので話しかけてみると・・・

前世紀は「英国の統治下にあった 香る港」にて日本酒を輸入している会社にお勤め。

「販売と提供サービス」を担当されている・・との事。

所用で当地に来られた様で その途中に寄って頂いたみたいですが、

「中央に集まる情報は画一化されており 地方に行かないとワカラナイ事、取れ無い事」

の重要性を理解されて居られながら 謙虚でいて「コチラの放つ玉」には

「小気味良く返して・・」頂ける。好奇心から来る勉強熱心さが ヒシヒシと伝わって来て

私の方が 気持ちの良い時間を過ごさせて頂いた次第です。

 

こんな機会は滅多に無いので 日頃より疑問に思っていた「日本酒の伝播状況」も

いろいろとお聞き出来て 国が変わるとスタイルも違うのかと・・。

それでいて「酒食を一緒に楽しんでもらう事が日本酒のスタイルなので それを定着させたい。

日本酒に人生を掛けてみようと思っているので・・」と、まで おっしゃって・・。

 

私は こういう仕事をしていながら「あまりに日本酒に前のめりになっている方」を

言動・行動から見ると「肩にチカラが入り過ぎていて見ている方が疲れてしまう・・」

のを往々にして感じるのですが 本日の方は それを清々しい印象として素直に受け取れる

・・・そんな私自身に驚いて「こんな方がいるんだ・・」と衝撃であり刺激を受けました。

本当に ありがとうございます。

 

お持ちになられた お酒の感想と共に また「楽しい話しを聞きたいナァー・・」と

思った本日の徒然でした。

 

 

 

 

 

酒もみ蕎麦・・って知ってますか ??

たまぁーにはウチの「日本酒の会」の事もね・・。

ほぼ毎月ですが・・河岸を替えて行っています。

その店の料理に 当店の酒を順番に合わせて提供する。

正直に言うと「私の好みで合わせて・お酒の内容、蔵の特性・造りの現状・業界の現状」等も一緒に

話しをさせて頂く「完全版・日本酒ライブ」です。

 

ただし・・

私としては「お酒は楽しむもの・・」ですので質問には知っている限り お答えしますが

「過度のウンチク・政治・他人の悪口」は厳禁です。

ただし・・「シモネタ・・」はオールOK。

なぜか・・

女性客様は「コレを目当て・・」で お越しになる方も多く 控えめな時は「えー・・それだけなの、今日は・・・」みたいな ガッカリ感をモロ出しの方もいらして

なかなか「むずむずかしい・・」んです。これが(^o-::)

 

本題に閑話休題・・・

毎年二月は市内の人気店「蕎麦処 かざこし」さんにて「寒蕎麦の会」と銘打っての限定16名様

で行っております。決して「安い会費」では無いのですが すぐに予約で一杯になります。

今回は告知後・・三日目でした。

 

お蕎麦は秋の収穫後の「新蕎麦・・」が「蕎麦の旬」みたいに一般的には報じられてますが、

私も「かざこし店主」も「香りは新蕎麦は確かに立つけど穀物的な含み感と旨味は「寒明けの立春から10日間くらい・・」が同じ意見で ここ3年くらいは この時期に行っています。

寒い時期には「穀物系も旨味・甘味が膨らむ」のは共通項かと・・。

 

今回も事前と意見交換をして互いにリクエストをやり取りする中で・・

私は「蕎麦を温かい・冷たい」二種出して欲しい・・と要望。

かざこし店主は・・「ならば(酒もみ蕎麦)」は たぶん食べた事が無いだろうから・・」と

それを出す事に決定。

 

一回・・

TVで東京の老舗蕎麦店の店主が「客には出さないけど自分で食べる蕎麦」として「日本酒を使って蕎麦を打つ」をやってて「一回は食べたいなぁー・・」と思ってたんです。

 

この日の酒種は7本。

蕎麦前料理を順番に味わい「日本酒も合わせて」行きます・・。

この日は「お昼くらいに予定酒を すべて開栓」して味見をして自分のアタマの中に叩き込んで置きました。試飲の時に順番を決めるんじゃ無くて 「料理の顔」を見た瞬間に「思い浮かんだのを出す」。

変に考えて順番構成なんかするよりも こちらの方が合ってしまうんで・・。

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全部の料理を撮る・・事をたいていは忘れます。

なにしろ普段は「料理屋でパチり」はマナー違反だと思っているヤカラですので。

この会だけは「仕事=告知=料理屋さんの宣伝も兼ねて」という事で お許しを頂きます。

 

最後は・・・

お目当ての「酒もみ蕎麦」・・。

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太打ち・・の 喉越しよりも「食感と旨味」を楽しむ蕎麦は ウマかったナァー・・。

皆さん・・「塩パラパラか つゆをポタリ・・」くらいで あっ・・と言う間に終わってました。

 

美味しい料理は 明日への活力。

知らない顔とも隣りに座れば今日からは仲間・・・が、日本酒文化の良きところだと

私は思ってますので・・・。

 

はい、私のお遊びに お付き合いを頂けましたら幸いでございます。

「アチラのトーク」にも 磨きを掛けておきますので・・・。

 

 

 

節分の鬼

晩婚で同世代の孫と「同じくらいの子供がいる・・」というのは

私の体力が追いつかない位で 今のところは楽しい事ばかり。

同年生からみると・・「いいなぁー・・」という事らしいけど

ムスメが嫁に行くまでは自分でムチを当てないと ならん訳で・・

ガンバレ・・オレ。

 

たまたま・・・

保育園の保護者会の役員が回って来て「一回りも二回りも若い方」と一緒に

仕事をする機会に触れて「俺は若かったらコレは無理だわ・・」と思うと同時に

感心するばかり・・。

 

節分「鬼さん役」も役員の大事な仕事・・。

「こんな俺でも務まるんかいな」と思っていたら・・

あんな楽しい事は無かったなぁー・・。

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こんな感じで「なり切りました・・」。

 

子供達が待っているホールに行くと・・

一斉に子供達が「豆を投げて来る・・」んだけど、

・勇敢に目の前まで来て歯を喰いしばつて投げる子

・半泣きになりながらも 懸命に投げつける子

・泣いて逃げ回る子

 

それを「面越し」に目の前で見れるんですからね。

どの子も「かわいく・愛おしく感じます」に、ホント・・。

 

ウチのムスメは・・

私が鬼役だった事を未だに感ずいていない様で 「鬼さんがホントにコワかったぁー・・」と、

言っております。そして・・届かない距離から半泣きで投げてました(^o^)

 

また、来年も「鬼さん役」です。

今年とは違うバージョンで・・一年間考えます・・。

 

 

酒粕礼賛

食品業界に置いて・・・

特定の食品を特集すると「スーパーから消える」は過去の伝説かと思っていたら

今も通用する古典的手法なのだと今更ながら知る。

ただ、今回の事は(酒粕) 業界人にとっては あまりにも常識的な事なので「今までもこれからも

変わる事の無い」出来事かと思います。

 

それにしても ココ数年の「NHKのホンキ度」は 「民放のすべてを飲み込んでしまうのでは無いか」

と思えるくらいの「番宣・告知上手」。

特に「番組終了直前に次に繋ぐ手法」は拍手しかないもんね。

コレ「チャンネルを変える機会を根本的に喪失する」訳です。私としてはですが・・。

歌謡番組の最後に「小郷知子さん」に「次はサラメシです・・」のプレートを そのまま

出させるのは販促の反則ですわな・・。

 

閑話休題・・・

小さい頃の家庭や給食で出る「粕汁の不味さ・・」に「酒粕否定派」になられた御仁も多いかと。

また「酒粕を使った甘酒」なるの「ドコが旨いのかよくワカラン・・」かった以前の私です。

この業界に入って よーく解ったのが 「私が子供の頃の日本酒が ここ半世紀で最も不味かった時期」

と、重なり合うのは間違い無い事で それが今日の「日本酒離れの一要因」になってたかと思いますけどね。

 

酒粕・・そのものは「日本酒からの副産物的な分離」ですので 「その酒質が良ければ酒粕が良いのは

当たり前」の事。どうやって「香り・旨味を酒粕よりも日本酒に重心がいくようにモロミを搾るのか」が 蔵人さんの技術でもあると 見学の度に聴いております。

 

本格手造り蔵からやってくる酒粕・・の旨さは「どなたが食べても一発でトリコになります」。

私もウチの嫁さんも「こんな味わいになるのだ・・」と驚きばかり。

美味しいものは「カラダにも良い」のは神様が造られた利そのものなのだと感謝ばかり。

 

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今回やってきた酒粕は・・・

出品大吟醸以外は ドコの蔵元もやらない(そんな面倒臭い事はオラでもイヤだよ)という

タンク搾り個別の「特別酒粕」。

ようするに・・・

搾った酒粕をまとめて袋詰めにして「前後3回分くらいは どっかで混ざってるぞ」(それが普通です)では無い「トレサビリテイーのハッキリした」

仕込番号のハッキリした酒粕

コレって とてつもなくスゴい事なんです。

 

ですので敬意を表して 別に「酒粕ラベル」を作ってみました。

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今や「信州最高峰の酒米でも特等米」を出した 東御市・八重原地区。

その地区で「三社の農家さんが作られた米から醸した(ひとごこち純米大吟醸)」の

酒粕を本日に詰めてみました。

当店には 三蔵さんから「八重原米の日本酒」がやってきますので

もっと「八重原の米を知って欲しい」の表示です。

 

最近は・・・

購入される方が用途を決めて来店される方が ほとんどですので、ラベルには「仕様レシピ」等は

記載してありません。

 

ちなみに・・・

当店で酒粕を購入される方の使用法のTOP3は・・・

  1. 粕汁   これがダントツ。
  2. 焼き粕  網焼きにして醤油で最後に 少し焦がす
  3. 甘酒   これまた 別物ですが・・。

 

軽く火を通せば「アルコール分も ほぼ飛びますし・・」

なによりも「酒粕そのものから味が出ます」ので。

ウチの子供達も「粕汁は大好物」です。

 

 

 

 

フナバ・・ってナニ ??

すみません・・・。

本年 最初の投稿となりました。

当店の大きな柱のひとつ大信州。その中でも「槽場詰め」(ふなばつめ)への質問が多いこの頃です。

 

まずは・・

 

  • 槽場詰め・・って 酒類が多くてよく解らない?? です。

これ理由は解ります。  全部で4種ありますので・・。

 

・11月に出荷なるのが 大信州 槽場詰め 純米吟醸 仕込一号

これは全国槽場詰め・・と、呼ばれる「その年最初の酒を全国の取り引き酒販店」 が集まって

「仕込み最初の酒を確認して 自分で瓶詰め」する。 表示は純米吟醸ですが 実質的には

    純米大吟醸です。 メロン系の香りとストレートな旨味感が特徴的。

これが槽場 NO.1

 

 

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・上記と同じ日に別のタンクにて「辛口タイプの酒」として

     大信州 槽場詰め 純米吟醸 番外品

これが槽場 NO.2

 

・一月下旬に長野県限定で一般消費者対象に行われるのが

      大信州  豊乃蔵 槽場詰め 純米吟醸 以前は 信濃薫水 槽場詰めの名称でした。

フトコロの深い 抱かれる様な旨味感が特徴です。 これが槽場 NO.3

 

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・三月上旬に長野県限定で一料飲店などのプロ対象に行われるのが

    大信州  豊乃蔵 槽場詰め 純米吟醸 これも以前は信濃薫水 槽場詰めの名称でした。

辛口でスッキリなな旨味感が特徴です。(その予定らしい・・・)

これが槽場 NO.4 これからなので画像は無し。

 

 

  • 槽場詰め・・って どういう意味 ??

説明を大きく端折って・・酒を搾ってその場で「すぐに瓶詰めをする」、

酒を搾る「上槽(じょうそう)」を行う場所で 詰めるから 「槽場詰め」です。

これ、一番効率的で簡単そう・・ですが、搾ったばかりの酒を「瓶詰めして・流通させる」

事は「品質・出荷・管理・販売」において とても高度な技術の連携と連続性において

のみ継続されてます。

 

  • なぜ「槽場詰め」を 行うの ??

こんな面倒な事を お客様を招いて行う事は「陣容・規模・体制」が整って 初めて出来る事。

出来そうで・・中々 やっている蔵元さんは少ないです。 そして 現場を確認して頂く事で

「商品・専門知識・現場体験・経営哲学」などを「体験的に触れて・感覚的に理解し・

精神的に応援して頂ける」。 結果的に「造り手・販売店・料飲店・最終消費者」・・・

の意思統一を図るのには 手間と時間は掛かるが 実践的な「間口と深度」を拡大するイベントだと

認識して います。 そして・・当店でも この手法をお手本とさせて頂いてます。

 

少し・・・ 理屈っぽく なりましたが最後まで読まれる方は ほとんど無い前提で書いてます。

11月槽場・・は、新酒の走りで「すくに呑まれて、それが即 その年の評価になり かねない」

ですから ストレートな旨味感。 一月 槽場は・・少し時間を経過させて「更に膨らむ フトコロ

の深さ」を 酒を通して主張されているかと思います。

 

人とは感情の動物だと思います。 でしたら・・・友好的で味方であって欲しい。

少なくとも「あえて敵視させる必要はどこにも無い・・」と、

「解っちゃ居るけどヤメラレナイ・・」いう事。

私は反対の行動を とり続ける「アマノジャク」ですけどね・・。