今年の傾向

新酒ラッシュ・・

も、お伝え出来ず仕舞いで申し訳ない・・です。

店舗に ご来店のお客様には「これでもか・・」と言うくらいに質問と傾向には お答えしております。

 

お酒とは製造する「醸造酒」ですので比較対象される嗜好品なんです。

「昨年と比較して・・」みたいにね。

評価として「良い酒のできた時」の再現性を図れるかが「蔵元さんの永遠課題」だと

思われますが、これが・・そう簡単にはいかない「微生物の神様の領域」。

 

発注を掛けたと時の対話、私の全般的な感想ですと・・・

今年の酒は「柔らかなスグ飲みタイプ」が圧倒的です。

当店に回って来た酒で「新酒らしい固い酒」は皆無です。

理由のひとつは「酒米」にありそうです。

 

昨年の米があまりにも良かったので それよりは評価が低いものの、「全般的に溶けやすい」と。

結果として「柔らかな新酒」になっているのだ・・という説明です。

それと・・新酒一号の評価が「その年の蔵元の評価になりかねない・・」事もありますから

余計に「柔らかい酒・固い酒は出さない・・」が徹底しているのかと。

その裏返しとして・・・

すべてでは無いにしても「熟成向きでは無い」ですから、

早めの完売体制、飲み切りは「二ヶ月以内・・」を徹底してと思っています。

 

新酒だけでも40種以上。

しかも「火入れ熟成酒」を含めると・・軽く「100種以上」ある中で いろいろな酒を楽しみたい方が

3本くらい購入されるのが普通です。

 

できれば「大勢の方といっぺんに開栓して飲み比べ」をして頂くのが

一番楽しい飲み方・・だと断言します。

 

「私たちで日本酒会をするので お酒の紹介文を書いて下さい」と言われる方も多くなりました。

私のコメントでよければ「ナンボでも書きまっせ・・」。

 

お酒は楽しい会話の着火剤・・になってくれるのが基本だ、と思っている酒屋です。

 

 

 

新酒マジか ? いや、間近・・でした。

信州の南端・飯田の住宅地で地酒専門店・信州旨酒 加藤商店をやっている「マブシイ店主」です。

どこがマブシイかは見てのおたのしみです。

 

今年も やってきました。心情としては「ヤッテ来ちゃったナァー・・」の到来です。

いや、楽しみなんですが「それまでの準備等が大変なんです」。ケッコウね・・。

 

新米・新酒・・搾りたて・・は、信州ですと来週当たりが早い方で本番は師走になってからです。

地元産の酒米を使う酒蔵さんが圧倒的に多いですから、収穫して・精米して・からして・・だと「10月1日からスタート」ですね。それより前だと「前年の古米」を使用しての酒造りになります。

こう書くと「残り物の米で造ってて旨い酒はデキルのか ??」みたいに思われるかもしれませんが、キチンと保管してあると「水分の抜け具合と熟度で古米の方が造りやすい・・」と、おっしゃる蔵元さんも いらっしゃいます。

実際、試飲をしても「さほどは変らないし・解らない・・」が実感です。

つまりは・・

需要に対応する為には「早くスタートする、こういう対応もせざる得ない業界環境だ・・」です。

県外の温暖地ですと すでに一号搾りが終わっている蔵元さんも いらっしゃいますからね。

 

そして・・

やっと本編です。

当店での新酒一号販売は毎年 大信州 槽場詰め 仕込一号 無濾過生原酒 純米吟醸 から始まります。

名前は長ったらしいので簡単に説明すると・・・

新米で仕込んだ新酒・今年初めて出来た酒・搾ったままを その場ですぐに瓶詰め・それを、そのまま販売する

・・・です。

 

無濾過生原酒・・が、地酒分野の象徴みたいなカテゴリーですが、この「何も手を加えない酒の商品化」と「その高品質化」とは 実は別物なんです。

どの蔵でもデキルけど、どの蔵も同じじゃ無い・・。

こういうやり方をすると「ココの蔵元は嫌がりますが・・」熟成を掛けて「二、三年低温冷蔵庫で寝かせると その真価が発揮されます」。同じ事をやって「熟度に耐えられる蔵元が どのくらいあるか ??」

つまり、そういう事です。

ちなみに・・・

当店では昨年、この酒の「4年熟成モノまでが全完売してしまい、熟成酒がゼロ」になってしまいました。

いや、冷蔵庫の奥に隠して置いたのを お客様が見つけてしまい、配達から帰って来たら「売れてカラッポ・・」という「ウソのようなホントの話し」。

それ以来、冷蔵庫の酒入れ替えは閉店後に変えましたけど・・。

 

話しを元へ戻すと・・

それを、全国の取り引き酒販店が蔵元に集まって確認するのですが「こりゃぁー大変だ・・」な訳です。

そして、一年に一度しか「顔を合わせる事が出来ない方も多い」ですので ま、「冬の七夕」みたいなもんで

楽しみでもあります。

 

と、言う訳で・・・

その、ファンタジスタな酒の紹介と受注を開始します。

以前は「蔵元締め切りまでに予約注文を取る」をしていたのですが、最近は この時期から「ココからスタートする」が定着しました。

これは「単に私の段取りが悪いのと、良い お客様わ恵まれている」の感謝です。

では、ご覧を頂き 予約を お待ちしております。

 

“槽場詰め・商品案内”のプレビュー

 

 

 

「有名ブランドを並べ無いと居酒屋は無理ですかねぇー・・」

信州の南端・飯田の住宅地で地酒専門店・信州旨酒 加藤商店をやっている「マブシイ店主」です。

 

本日の表題・・

若手の居酒屋店主さんの言葉です。

友達のやっている居酒屋さんは「焼酎・地酒の有名どころをビッシリ並べている」のに対し、

その方は料理主体でアルコールまで目も手も回らず「おざなり・・」の状態なのだと。

これから勉強をして行きたいけど「どっから・どのくらい・どうやって・・」始めたらイイのか解らない・・と。

非常に正直で誠意のある言葉だと思います。

たぶん・・「なんとかく初めて・・」がイヤなのでしょう。

 

都市部の一日で「一升瓶が10本以上空く・・」ような店舗とは違い、

地方都市では結果として「一日に一升瓶が五本程空けば御の字」が実情です。

そしてウチでは「開栓する酒は五種以内に・・」をオススメしています。

開栓後の「味が膨らみ切った状態で売り切る」なら このローテーションが一番負担が無いです。

そして「売り切ったら・・新たに開ける」。

開店前に「開栓したある酒の状況を把握しておく・・」のも大事です。

酒は器に注いだ瞬間から「料理に変身するのですから・・」。

 

最初のウチは「流行りモノ・・」を やってみるのもイイかも知れません。

でも、お客様は「置いて無いモノを常に求め続けます」。間違いなくネ・・。

ですから「その欲求に応え続けるのは不可能です」。

 

ですから、「看板料理・オススメ料理」を お客様が期待して来店されるのと一緒で、

「看板酒・オススメ酒」の出番となります。

その提案は当店でも させて頂きますが基本的に「店主さんの好み」が一番です。

料理だって「自分の旨いと思ったものを作る」のですから それに即した酒は同じ「旨いのカテゴリー」が

一番です。それをイチから探すのでは無く「当店が お手伝いできますよ・・」と、いう事です。

長い文章になりましたが 簡単な手順でしょ・・。

 

キツい事を言うと・・・

ブランドを纏う方は それに即した「魅力あるヒト」になるか モデル体型になるしか無いです。

「ブランドに着られちゃってる方」はファストファッションを着こなしている方よりも「カッコ悪い」のと一緒。

奏者が楽器を選ぶと同様に「楽器も人によって音が違うんです」。

 

自分の色で音を出すなら・・

有名ブランドか否かは「二の次・・」でしょ・・。

惚れた酒をススメル・・。

当たり前から初めませんか ??

以上・・・「マブシイ店主論」でした。

 

解り易く・・表形式にしてみました。

詳細は お問い合わせ下さい。

“日本酒再構築”のプレビュー

 

 

 

「ひやおろしリスト」未掲載でした。よくやるポカです・・

得意先様に配布したので「ホッ・・」としてたら肝心のHPにupしていない テイタラく・・。

申し訳ないです。

 

で・・・見て下さい。

今更ですが・・。

季節限定品という特徴から 前ぶれも無く「品切れ・・」もありますのでご了解ください。
いや、すでに「品切れの酒」もあります。
ごめんなさい・・。

“ひやおろしリスト”のプレビュー

秋酒概況 2

第二弾は・・

9月に入って「信州ひやおろし・解禁まで」の間です。

この短い「8日間」かと思われるかと・・。

実は「このスキマ感ある日」が スゴく重要になるかと思い、ここを確実に提案出来るかで

「ひやおろし解禁後」の配分、しいては「信州ひやおろし」の定義変更もありうる・・

かなと・・。

 

岡谷    高天     純米吟醸 美絵スペシャル  生詰

今期の春酒「生原酒は大好評」でした。その火入れ酒を 待ってる方 多し。9月1日より開始。

1800ml/3,200円     720ml/1,.600円

 

岐阜・瑞浪  小左衛門  純米吟醸ひやおろし

飯島産美山錦を原料とした「第二信州酒」。昨年は大好評、今年も期待度大。9月1日より開始。

1800ml/2,593円     720ml/1,.296円

 

佐久    澤の花  満ち月 純米吟醸

「ひやおろし」出荷の無い蔵の実質「ひやおろし」。

早くもサンプルが回ってきました。メロンタッチ・・そして「ほどける様な切れ味抜群」。9月5日より開始。

1800ml/2,860円     720ml/1,.500円