「いいなぁー・・」って思う お客様

いっそ「日本酒はR-30指定。オトナになったら飲みましょう・・」。って最近 想い始めている信州飯田の酒屋 信州旨酒加藤商店です。
「呑むな・・」って言ったら「呑みたくなるかな・・」って・・。
寿命が伸びた分「おコチャマ舌の時間は長い・・」という仮説です。

 

飲食店さんを敵に回そうと言う話しでは無いですが、こういう傾向が確実に進んでいるという現状で・・
以前よりも「週末・家飲み・・」の お客様が確実に増えている実感を感ずる当店です。
金曜日の夕方・土曜日の遅い時間・日曜日の夕方・・が、「家飲みの方」が集中する時間帯です。
特に日曜日は肉屋・魚屋で買ってきた食材と料理から「どんな酒に合わせたら・・」の相談と提案が増える
私にとっても楽しい時間です。

もちろん、その多くの方は「居酒屋さん大好き・・」でして「ドコでナニを飲み・食べ」した。
「ドコかオススメの店はないか ?」と、新たな店の開拓をチャレンジする姿勢が。

でも、その位の見識の高い方々ですから「見る目も厳しいモノ」があります。
価格に応じた満足感に浸る事が出来れば「高い・安いは問題では無い・・」の方がほとんど。

その中での不満点を揚げると・・・
・日本酒の管理がされていない(気抜け・味抜け)
・日本酒の価格が高過ぎる(多くのお客様は小売り価格が頭に入っているので店格にもよりますが 二倍か三倍かでの価格設定にシビア)
・いつも同じ銘柄で季節感を感じ無いし 飲みたい酒が無い(ここら辺は充分改善すべき余地アリかと)
・お酒の質問をしたくても「期待した返答が得られない」(これは酒屋にも責任アリかと)
・料理と酒の組み合わせに至っては「ほとんどアキラメている」
・有名銘柄ばかり「オススメしてくれる」(ナメトルんか。とまで おっしゃる方も)
以上が来店して頂き 雑談の中での要約です。
つまり、これを「発展的に有効に活かしていきましょう」と、思っている私です。

そして・・・
だったら「自分で食材を調達して 飲みたい酒を選んで・家飲みの方が安くてストレスも感じ無い」の方が圧倒的に多いです。
理解も出来ます。
質の良い食材は高くとも「刺身・軽い焼き・煮炊き」位なら「素人の腕でもカバー出来ます」し、
割安感すら感じますから・・。

特に御夫婦で「晩酌を嗜む方」は奥様に意欲アリアリですから「チカラの入り方が違います」。
こちらがお勧めした内容を携帯で旦那様に伝える様子は 見てても微笑ましいし「とってもウラヤマシイ」です。
「仲良き事は美しきかな・・」を自然に感ずる事のデキル瞬間に立ち会えて
なんか嬉しくなる 私です。