蔵巡りの日

番外的なモノは除いて・・・
オフシャルとしては ココ10年間は「新酒第一弾・・」として 大信州 槽場詰めをズッと押してきました。

まっ、最初は「誰も知らない酒」を知名度の低い酒屋が紹介する訳ですから「誰にも相手されない・・」に近かったんです。
でも、「俺は正しい事してるんだ・旨いのを紹介してるんだ・・」の想い込み(そうで無ければやってられないや・・」)だけです。

不思議なもので「定着して認知度が上がってくれば・・」ちゃぁーんと数字もクッツイてきます。

 

今年も恒例の「長月第三週・・」は槽場詰めです。

でも、その前に・・・
6年間ご無沙汰しておりました丸世酒造店さんに伺いました。
ココは「甘口・旨酸味」をたたえた独特の純米を造り出していて 今は退職をした「20代の杜氏が醸す酒」を私はとても気に入ってました。

たまたま・・なのでしょうが「彼がヤメた頃」から「軽いタッチの酸味感が淡い酒」になってきたので暫く ご無沙汰してました。とても回りクドい言い方ですが「限定流通では無い」(そうは言っても直接取り引きはしていましたが)ので 自然消滅的な「酒を頂かない・・」年が何年も続きました。

 

丸世の関社長とは顔を合わせる度に「また、やってちょーだいよ・・」と言われ続けました。
昨年当たりから「あの甘旨味・・」が復活してきました。

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そして「盟友の酒屋」が「一緒に蔵見学に行って欲しい・・」との事でしたので 恥を忍んで「6年ぶりに伺いました」。

息子さんが家業を継いで「酒造り」をされている様です。
設備は以前 お邪魔した時と同じままです。ただ、「細かな作業に課題を持っていて」いずれは「自分の思い通りの造りで勝負をしたい・・」と社長がいないトコで話しをしてくれて・・・決めました。

あの独特なラベルの「旭の出 勢正宗」が当店に戻ってきます。
こういうスタイルは初めてです。