新酒マジか ? いや、間近・・でした。

信州の南端・飯田の住宅地で地酒専門店・信州旨酒 加藤商店をやっている「マブシイ店主」です。

どこがマブシイかは見てのおたのしみです。

 

今年も やってきました。心情としては「ヤッテ来ちゃったナァー・・」の到来です。

いや、楽しみなんですが「それまでの準備等が大変なんです」。ケッコウね・・。

 

新米・新酒・・搾りたて・・は、信州ですと来週当たりが早い方で本番は師走になってからです。

地元産の酒米を使う酒蔵さんが圧倒的に多いですから、収穫して・精米して・からして・・だと「10月1日からスタート」ですね。それより前だと「前年の古米」を使用しての酒造りになります。

こう書くと「残り物の米で造ってて旨い酒はデキルのか ??」みたいに思われるかもしれませんが、キチンと保管してあると「水分の抜け具合と熟度で古米の方が造りやすい・・」と、おっしゃる蔵元さんも いらっしゃいます。

実際、試飲をしても「さほどは変らないし・解らない・・」が実感です。

つまりは・・

需要に対応する為には「早くスタートする、こういう対応もせざる得ない業界環境だ・・」です。

県外の温暖地ですと すでに一号搾りが終わっている蔵元さんも いらっしゃいますからね。

 

そして・・

やっと本編です。

当店での新酒一号販売は毎年 大信州 槽場詰め 仕込一号 無濾過生原酒 純米吟醸 から始まります。

名前は長ったらしいので簡単に説明すると・・・

新米で仕込んだ新酒・今年初めて出来た酒・搾ったままを その場ですぐに瓶詰め・それを、そのまま販売する

・・・です。

 

無濾過生原酒・・が、地酒分野の象徴みたいなカテゴリーですが、この「何も手を加えない酒の商品化」と「その高品質化」とは 実は別物なんです。

どの蔵でもデキルけど、どの蔵も同じじゃ無い・・。

こういうやり方をすると「ココの蔵元は嫌がりますが・・」熟成を掛けて「二、三年低温冷蔵庫で寝かせると その真価が発揮されます」。同じ事をやって「熟度に耐えられる蔵元が どのくらいあるか ??」

つまり、そういう事です。

ちなみに・・・

当店では昨年、この酒の「4年熟成モノまでが全完売してしまい、熟成酒がゼロ」になってしまいました。

いや、冷蔵庫の奥に隠して置いたのを お客様が見つけてしまい、配達から帰って来たら「売れてカラッポ・・」という「ウソのようなホントの話し」。

それ以来、冷蔵庫の酒入れ替えは閉店後に変えましたけど・・。

 

話しを元へ戻すと・・

それを、全国の取り引き酒販店が蔵元に集まって確認するのですが「こりゃぁー大変だ・・」な訳です。

そして、一年に一度しか「顔を合わせる事が出来ない方も多い」ですので ま、「冬の七夕」みたいなもんで

楽しみでもあります。

 

と、言う訳で・・・

その、ファンタジスタな酒の紹介と受注を開始します。

以前は「蔵元締め切りまでに予約注文を取る」をしていたのですが、最近は この時期から「ココからスタートする」が定着しました。

これは「単に私の段取りが悪いのと、良い お客様わ恵まれている」の感謝です。

では、ご覧を頂き 予約を お待ちしております。

 

“槽場詰め・商品案内”のプレビュー