言葉の匂い

「最後に椎茸、焼いてやるから食べな。

これは毒消しだからな・・」。

昔、行ってた「炉端焼きの店」のオヤジが機嫌良く仕事が出来た時の

オマケがコレ。

要するに「残したら承知せんぞ・・」の意味もあるのかと思って

必死こいて食べた。

だから・・

椎茸とは「毒消し」と「焼いた香り」。

今でもオヤジさんの言った「毒消しの意味が・・」がホントにあるのか ??

は、知らないし・・どうでもイイ事。

 

昨年・・・

札幌に行った時に「日本一、椎茸の食べ方にウルサい店」というトコに

連れていかれた。いや、結果として「イイトコ」へと感謝してますが・・。

で、一切割かずに「丸で焼いて、そのままカブリ付く」のが 一番旨い食べ方だと。

傘をキレイに食べて、軸は焼き直す・・のが、この店流なのだと・・。

ああ・・思い出した。あのオヤジさんのオススメの食べ方と一緒だ。

 

その店の「椎茸に対するコダワリは尋常では無い」から、

美味しく食べて欲しい気持ちは良く解る。

解るけど「そんなにウルサイと反発したり、説明をちゃんと聞いて無い客だっているハズだ」。

そんな お客様には どうやって対応するんだろう ??

 

って・・思っちゃうのが アマノジャクのアマノジャクたる由縁。

わざとらしく(心の中では申し訳ないと思いながらも・・)

網の上で裂くと・・・

店主さんが声を掛けてくれる前に「連れてってくれた方」が 声を荒げましたな。

段取りの失敗で・・対処策は見る事ができませんでしたな・・。

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松茸の開いたの・・

を、同じ様に焼いたら旨いんだろか ??

いつか・・やってみたいな・・。