2018年1月

酒粕礼賛

食品業界に置いて・・・

特定の食品を特集すると「スーパーから消える」は過去の伝説かと思っていたら

今も通用する古典的手法なのだと今更ながら知る。

ただ、今回の事は(酒粕) 業界人にとっては あまりにも常識的な事なので「今までもこれからも

変わる事の無い」出来事かと思います。

 

それにしても ココ数年の「NHKのホンキ度」は 「民放のすべてを飲み込んでしまうのでは無いか」

と思えるくらいの「番宣・告知上手」。

特に「番組終了直前に次に繋ぐ手法」は拍手しかないもんね。

コレ「チャンネルを変える機会を根本的に喪失する」訳です。私としてはですが・・。

歌謡番組の最後に「小郷知子さん」に「次はサラメシです・・」のプレートを そのまま

出させるのは販促の反則ですわな・・。

 

閑話休題・・・

小さい頃の家庭や給食で出る「粕汁の不味さ・・」に「酒粕否定派」になられた御仁も多いかと。

また「酒粕を使った甘酒」なるの「ドコが旨いのかよくワカラン・・」かった以前の私です。

この業界に入って よーく解ったのが 「私が子供の頃の日本酒が ここ半世紀で最も不味かった時期」

と、重なり合うのは間違い無い事で それが今日の「日本酒離れの一要因」になってたかと思いますけどね。

 

酒粕・・そのものは「日本酒からの副産物的な分離」ですので 「その酒質が良ければ酒粕が良いのは

当たり前」の事。どうやって「香り・旨味を酒粕よりも日本酒に重心がいくようにモロミを搾るのか」が 蔵人さんの技術でもあると 見学の度に聴いております。

 

本格手造り蔵からやってくる酒粕・・の旨さは「どなたが食べても一発でトリコになります」。

私もウチの嫁さんも「こんな味わいになるのだ・・」と驚きばかり。

美味しいものは「カラダにも良い」のは神様が造られた利そのものなのだと感謝ばかり。

 

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今回やってきた酒粕は・・・

出品大吟醸以外は ドコの蔵元もやらない(そんな面倒臭い事はオラでもイヤだよ)という

タンク搾り個別の「特別酒粕」。

ようするに・・・

搾った酒粕をまとめて袋詰めにして「前後3回分くらいは どっかで混ざってるぞ」(それが普通です)では無い「トレサビリテイーのハッキリした」

仕込番号のハッキリした酒粕

コレって とてつもなくスゴい事なんです。

 

ですので敬意を表して 別に「酒粕ラベル」を作ってみました。

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今や「信州最高峰の酒米でも特等米」を出した 東御市・八重原地区。

その地区で「三社の農家さんが作られた米から醸した(ひとごこち純米大吟醸)」の

酒粕を本日に詰めてみました。

当店には 三蔵さんから「八重原米の日本酒」がやってきますので

もっと「八重原の米を知って欲しい」の表示です。

 

最近は・・・

購入される方が用途を決めて来店される方が ほとんどですので、ラベルには「仕様レシピ」等は

記載してありません。

 

ちなみに・・・

当店で酒粕を購入される方の使用法のTOP3は・・・

  1. 粕汁   これがダントツ。
  2. 焼き粕  網焼きにして醤油で最後に 少し焦がす
  3. 甘酒   これまた 別物ですが・・。

 

軽く火を通せば「アルコール分も ほぼ飛びますし・・」

なによりも「酒粕そのものから味が出ます」ので。

ウチの子供達も「粕汁は大好物」です。

 

 

 

 

フナバ・・ってナニ ??

すみません・・・。

本年 最初の投稿となりました。

当店の大きな柱のひとつ大信州。その中でも「槽場詰め」(ふなばつめ)への質問が多いこの頃です。

 

まずは・・

 

  • 槽場詰め・・って 酒類が多くてよく解らない?? です。

これ理由は解ります。  全部で4種ありますので・・。

 

・11月に出荷なるのが 大信州 槽場詰め 純米吟醸 仕込一号

これは全国槽場詰め・・と、呼ばれる「その年最初の酒を全国の取り引き酒販店」 が集まって

「仕込み最初の酒を確認して 自分で瓶詰め」する。 表示は純米吟醸ですが 実質的には

    純米大吟醸です。 メロン系の香りとストレートな旨味感が特徴的。

これが槽場 NO.1

 

 

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・上記と同じ日に別のタンクにて「辛口タイプの酒」として

     大信州 槽場詰め 純米吟醸 番外品

これが槽場 NO.2

 

・一月下旬に長野県限定で一般消費者対象に行われるのが

      大信州  豊乃蔵 槽場詰め 純米吟醸 以前は 信濃薫水 槽場詰めの名称でした。

フトコロの深い 抱かれる様な旨味感が特徴です。 これが槽場 NO.3

 

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・三月上旬に長野県限定で一料飲店などのプロ対象に行われるのが

    大信州  豊乃蔵 槽場詰め 純米吟醸 これも以前は信濃薫水 槽場詰めの名称でした。

辛口でスッキリなな旨味感が特徴です。(その予定らしい・・・)

これが槽場 NO.4 これからなので画像は無し。

 

 

  • 槽場詰め・・って どういう意味 ??

説明を大きく端折って・・酒を搾ってその場で「すぐに瓶詰めをする」、

酒を搾る「上槽(じょうそう)」を行う場所で 詰めるから 「槽場詰め」です。

これ、一番効率的で簡単そう・・ですが、搾ったばかりの酒を「瓶詰めして・流通させる」

事は「品質・出荷・管理・販売」において とても高度な技術の連携と連続性において

のみ継続されてます。

 

  • なぜ「槽場詰め」を 行うの ??

こんな面倒な事を お客様を招いて行う事は「陣容・規模・体制」が整って 初めて出来る事。

出来そうで・・中々 やっている蔵元さんは少ないです。 そして 現場を確認して頂く事で

「商品・専門知識・現場体験・経営哲学」などを「体験的に触れて・感覚的に理解し・

精神的に応援して頂ける」。 結果的に「造り手・販売店・料飲店・最終消費者」・・・

の意思統一を図るのには 手間と時間は掛かるが 実践的な「間口と深度」を拡大するイベントだと

認識して います。 そして・・当店でも この手法をお手本とさせて頂いてます。

 

少し・・・ 理屈っぽく なりましたが最後まで読まれる方は ほとんど無い前提で書いてます。

11月槽場・・は、新酒の走りで「すくに呑まれて、それが即 その年の評価になり かねない」

ですから ストレートな旨味感。 一月 槽場は・・少し時間を経過させて「更に膨らむ フトコロ

の深さ」を 酒を通して主張されているかと思います。

 

人とは感情の動物だと思います。 でしたら・・・友好的で味方であって欲しい。

少なくとも「あえて敵視させる必要はどこにも無い・・」と、

「解っちゃ居るけどヤメラレナイ・・」いう事。

私は反対の行動を とり続ける「アマノジャク」ですけどね・・。