設備産業の醸造業界にあっても ヤッパリ「お酒は人が造るもの」なんです。
まずは・・・
このワイナリーでは一番「インスタ映え」する昨年導入をされた「連続式蒸溜機」。いわゆる「アルマニャックスタイル」ですな・・。
私はね・・この日まで「複式・連続式蒸溜機」を間違った解釈をしていた事に
気が付きました・・。
改めて・・一歩突っ込んだ質問と現場に足を運ぶ大切さを感じましたが゛・。
五年程前に・・・
東御のワイナリーから 私ら地元の唯一のワイナリー「信州ましのワイナリー」に
竹村君という若手の有望人材が入り 当店にも挨拶に見えてくれました。
正直・・「なんで増野ワイナリーなの ??」と言う疑問は さておき・・
観光果樹栽培が基幹産業でもある 松川町で「農家単位のシードルを委託醸造する」
事から このワイナリーの評価が大きく上がり その中心に竹村君が居た事は誰も
が知り認める存在となりました。
ただね・・・
これは 私の感覚なんだけど、傍から見れば「イベントも事業も成長し成功している」
彼の顔が なんとなく浮かなく見えるんだよね・・。
それで・・・前々からワイナリー見学をさせて頂く予定のトコへ 新規の料飲店を
開く方も一緒にお誘いして 今回お邪魔した訳です。
さほど広くは無い建物を たふん普通に説明すれば一時間も掛からないところを
アマノジャク酒屋は いろいろと質問するものだから「タップリと二時間掛かりました」。
もちろんシードル製造の勉強も改めて出来たし、彼の真意も理想も聞けたし、
それで充分なんたけど・・・
一番のポイントだったのは・・・
「気の入ったタンクは良い物が出来る・・」という至極当たり前の事が 最新の設備や技術をも超越するのだという説明。
モチロン・・その「気に入る・気になる要素・・」が やはり人間的でイイナァーとは
思いますが・・・。
まぁー・・
長めのブログの最後までは読む方はそうそう居ないですけど、やっぱり この日の内容は濃過ぎて公開なんか出来ないな・・が私の本心です。
山に行ったら・・木に声を掛けてやる。
田圃に行ったら・・・稲穂に声を掛けてやる。
酒蔵に行ったら・・モロミに声を掛けてやる。
まさに・・気に掛ける第一歩かと思います。
生きているもの同士ですから・・。