今日から酒屋なの ? 2
酒屋には全く興味はありませんでした。
業種としてもビジネスとしても。
いや、外部から見ていると「あの業界は参入障壁の高すぎる利権によって守られている」で
あって、それはメーカーと問屋が販促を・・
造り酒屋と一緒で・・
社長は地域の取りまとめと政治に関与する事が 営業であって、
実働部隊は番頭さん。
いや、実際そうでしたし それがビジネスモデル。
実際、私がサラリーマン時代にお会いした「酒屋の大将様方」は、
エベレストよりも高いプライドとハッタリと見栄・・は、どの業種にも負けない共通項がございました。
いや、コレが無いと「酒屋の経営者では無い」に見えて・・
でかすら・・
この業界では 何の勉強にも成らないし 出来れば関わり合いにはなりたく無い。
とさえ思ってました。
ただ、勤務先の得意先様に 当時は全国でもトップクラスの日本酒製造元がいらして
ココの社長に直々に薫陶を頂けた事が まさか将来、酒屋になるキッカケになるとは
その時は夢にも思って無かったですが・・
かの社長曰く・・・
自蔵の自慢酒を利き酒させて・・
「この味さえ憶えていれば どこへ行っても通用するからな」。
実際そうでしたし、そうなりました。
平成になると・・
規制緩和の名の下に「スイス銀行の暗証番号よりも解くのが難しい」ハズだった
酒販免許が段階的に増やされる事になりました。
興味の無い私のアンテナには全く感知されませんでしたが・・
父は密かに準備を進めていて・・
仏壇に手を合わせるなんて普段は絶対に見ない姿を
スーツの正装で見る事となりました。
父は地元の食品会社の実質現場のトップを務めていた事もあり
幼い頃のイメージを久々に確認出来たと共に
何がこれから起きるのだろうか ??
と、興味以上の憶測感も働いた ある日の朝。
2024年5月24日9:13 PM | Category: 今日から酒屋なの ? | Comment : 0