俺の話を聞け

真意

あまり一般向けの「ブログ」としては「不向き」な投稿なのかもしれません。

正直、この規模の酒販店としては「多くの取り引き蔵元様」に お世話になっております。

普通は地元の蔵元を基軸に「片手以内」の蔵数をキチンと固めて「短く太い」パイプを「より長く・より太く」育てていくのが常識的なやり方です。

 

しかし、私が「地酒専門店」を目指した時の地元マーケットは「名門酒会系」と「久保田特約店」の独断場。 空いてるポジションは信州でありながら「信州の他地区の蔵元扱いが極端に少ない」事。

また、「銘柄本位」で品揃えをしてる「酒販店さん・料飲店さんが多い」という印象を持っておりましたので、

私は真逆の「今は全く無名・酒質は良い・元気な蔵元」を毎年一軒ずつ増やしながら「料飲店・得意先様」に質量とも増加させて「タテ・ヨコ増加」で面積を膨らませ「ある年を焦点に・・・」・・。

 

たぶん・・・

「ブランドを増やして数で圧倒しよう・・」と思われた「蔵元さん」もいらしたかと思います。

「駒のひとつ」との誤解を防ぐのは「アノ結果」を出すしかありません。

まっ、外部環境が予想とは違う「スピートと展開」に成った事で「焦点の時期」を変更と修正に・・。

ただ・・・

基本的な考え方は 全く変っていないので あの種の反感もあるとの覚悟で「SNS」に こんな投稿をしてみました。

画像無し・文章のみ・・。

結果としては「過去最高のリーチ数(閲覧数)」を記録しました。

コレが「反感・興味・期待」の何れなのかは今後の結果待ちとして、

今までにもありましたがキッチリと「専門店として説明する・考えを示す」の投稿をした時は

驚くほど高い「リーチ数」になります。

その為の投稿では無い・・事を お断りをしてから ご確認下さい。

 

毎日、「次から次へと・・」違う酒・新入荷を投稿して「取り扱い種の多さ」は感じて頂けているかと思います。実際、日本酒・焼酎・ワインだけで「20蔵を越す直接取り引き」がありますので単純に「@10種」だけても 毎日投稿するには困らないネタはあります。

今日はコレ、明日はアレが入ります・・みたいに。

でもね、田舎の酒屋の本質は「魚屋さん」みたいでありたいと思っています。
「今日のブリは刺身にしたら旨いよ。このイワシは軽く〆て 手毬寿司にするとホッペが落ちるよ・・」みたいに対話で選んで頂けたらと思っています。

ですから当店は「日付よりも飲み頃」を重視しています。リーチ棚は「日付の新しい酒ほど手前」から入れております。遠慮無く「新しい酒」を お買い上げ下さい。

もし、「呑み頃の酒・温度・おつまみを合わせたい方」が おられましたら ご相談下さい。銘柄・日付に関係無く「オススメ致します」。「気に入って頂けない場合は次の来店は無い・・」と割り切り「腹だけは据えて居るつもり」です。

そして、「無い酒は無い」。ウチを信用して任せて頂いて居る蔵元さんの酒を「私感覚の旨い状態」で送り出すのが「当店の仕事」だと思っております。

自己顕示欲では無く「その価値を解り易く説明し伝える」玄人であり続ける精進だけは 今後共 続けて参ります。

でも、先走ったトコがありましたら遠慮無く 教えて下さい。

さっき「寝起きのムスメ」に鼻を蹴られて「アタマがボー・・」とした状態で 今日の投稿をしております

実は とってもワイン好き・・。

地酒専門店・・・

と、いう集中した売り方をした来ましたので必然的に 当店に お越しになる方は

「地酒を目当て・・」に来店するという至極当然の結果となります。

有り難い限りです。

 

と、同時に醸造酒であるワインも大好きな店主です。

ただ、「狭くて深く超マニア嗜好のカテゴリー」である事から 少しでも「かじった事」のある方は、

「有名店からネット購入する」のが田舎では一般的です。

ですから、あまり深入りしなかったんです。

ソムリエでもない人間が「同じ事を言っても説得力は無い」ですからね・・。

 

でも、地酒の分野で お客様に振り向いて頂けたなら・・・

同じ嗜好の方にも興味を持って頂けるのではないか ?? と、自分用と特定のお客様様に購入と在庫だけは

していました。

 

11692726_903779836360921_7331336305076707434_n

最近、仕入れた「スペイン産ワイン」がスゴく気に入っています。

・アラベスク調のエチケット

・個性的な瓶形

・ハイコスパの旨味タップリ系

 

結局・・

解り易さを前面に押し出すしか取り柄の無い酒屋ですが、

そのやり方を通してみたいと思っています。

 

 

「蔵元を囲む会」

報告が遅くなりましたが・・・

先週、十六代 九郎右衛門蔵の湯川杜氏を お招きして当店の「猪口の会」を行いました。

通常の「猪口の会」とは違いゲストをお招きしての会は 当然ながら準備と段取りは倍以上は掛かります。

もう慣れましたけどね・・。

 

「蔵元様」をお招きした時の私の最重要課題は いかに「この方の輝かせるか」です。

アタマの話しじゃ無くてですよ・・。

 

その為には「ライブ感」が重要な要素だと思っていますので「簡単な構成」だけを説明してアトは一切打ち合わせをしません。たぶん「そういう内容・対話を お客様は聞きたがっている」と思ってます。

それを「お客様の前で私と蔵元が・・」ライブをやります。

どの方が お越しになっても同じバターンです。

と、いうのは言い訳で「段取りを組んでも その場の空気で必然的に変ってしまうので 打ち合わせが無意味」になります。

 

今回の参加者は 20名様。このクラスの「日本酒の会」としては丁度イイ員数です。

今回の会場である 萬房 さんは「九郎右衛門」を主力に大事に扱って頂けますし この「猪口の会」の為に事前に蔵元まで出向いて見学までして頂くチカラの入れように感謝です。

 

料理・酒・・蔵元の説明・お客様同士の会話が弾む

理想のカタチが楽しい時間となりました。

蔵元様を招いた時にしか基本的には出来ない「仕込み水」を飲みながらの会・・で 体調もバッチリキープしてままで終了しました。

 

では、画像に合わせて・・・

 

11350230_955083231198070_148020775_n

最後は「杜氏・参加者・萬房スタッフ」さんと記念撮影です。
皆さんが持っているのは本日の参加者へ「杜氏からのプレゼント」十六代 九郎右衛門・焼き印入りの「割り箸」です。

本日の料理人 川端 康介さんは杜氏からプレゼントされた「帆前掛け」を持って破顔です

 

 

11421435_955083204531406_901087533_n

 

 

湯川杜氏・・の説明は「解り易さ」を前面に。一人の質問に対し「全員に向けての解説」さすがです。

 

11536820_955083221198071_428785049_n

 

蔵見学でのイメージが「木曽・漆・赤」。器にも凝ってます。
手前の「トマト」と「雄町 純米吟醸」の酸度の組み合わせは絶妙。
参加者の「沈黙の一瞬」を生み出しました。

 

11421682_955083207864739_177453833_n

今回は「8種の酒」を料理に合わせてみました。
同じ蔵の酒を呑み「違いの確かめ・楽しめる」のは「蔵元を囲む会」でしか出来ない至極の時間です。
お客様での人気NO.1は「雄町・純米吟醸 生原酒 26by」オマチストが更に増殖しました。
私の好みは「純米吟醸ひとごこち 火入れ 25by」です。

かなり多めに持って来て頂いた「仕込み水」も「一人・一升」ちかく飲んで頂きました。
その分、最後まで参加者のテンションは落ちる事無く「乱れる方は皆無」

「もう、終わりですかぁー・・。
こんなに楽しいのにぃー・・」。
と、言って頂けて嬉しかったなぁー・・

 

このアトの「杜氏と私の慰労会」は当然オフレコです。

そして、飯田の夜も更けてゆきました。とさ・・。

 

また、来年もよろしく お願いします。

 

 

「父の日」・・です

地酒業界的には「上半期の大晦日」という位置づけが「父の日」なんです。

 

今年は「一人屋台」で短時間対応の「オーダーのし・包装」も 対話しながら

楽しく待って頂ける様に勤めます。

 

CIMG3383

CIMG3380

 

お父さんは旨い酒を待っている。

「父の日」に自分で丸を付けておく

業界人でありながら 空気感で煽る事をする自分が居る。不思議。

 

 

 

夏酒・・。

肝心の夏酒案内がしてなかった・・ですね。

 

地酒業界にとってはの夏酒の時期は「GW過ぎ〜お盆明けまで・・」です。

とは言っても 九月のお彼岸までは暑い陽気が続くでしょうし「ある酒・売れる酒」はベツモノの場合が得てして多いです。「9月9日の ひやおろし解禁」なったから 即「ひやおろし」を案内すればオールOKになるほど「甘い地域」ではありません。

そういう「田舎にしちった自負と責任」は感じていますが・・。

 

いわゆる首都圏を中心とした「プチ日本酒ブーム」で季節限定酒が圧倒的に量不足です。

計画仕入れ・計画販売・・なんて裕調な事が言ってられない「この業界」。

財務的に話しですと・・

8月20日を四半期締めとする計算でないと「在庫切れ」で お客様・得意先様に迷惑を掛けます。

つまり・・

案内があった時に「季節分をすべて仕入れる・・」オトナ買いです。

 

 

夏酒の特徴としては・・

スッキリタイプ・濃厚「ロック割り」タイプに大別できます。

以降の詳しい事は「当店まで お問い合わせ下さい」。

 

では ここまでガマンして読んで下さった方に・・・

尚、売り切れてしまった酒が ございましたらゴメンナサイです。

 

銘柄                   (本体価格)1800ml /  720ml

飯山 北光正宗   純米スパークリング     500mlのみ 780円   7月になると 300ml入荷します

59醸 純米吟醸             ・・/1,500

 

飯山 水尾  淡風(たんぷう) 特別純米        2,480/1,250

 

佐久 澤の花 純米吟醸 夕涼み             完売/1,500

 

佐久 亀の海 吟醸 蝉時雨               ・・/1,100

飲むコシヒカリ 純米吟醸        2,700/・・

 

佐久穂 黒澤     純米 穂積              2,500/1,250

 

宇都宮 澤姫 生酛純米 無濾過生原酒          2,700/1,450 共に極少

山廃純米 無濾過生原酒          2,700/1,450

 

松本 大信州 夏のさらさら 純米吟醸         3,000/1,500

夏の大吟醸  八重原 純米大吟醸 中取り無濾過生原酒  3,300/1,650

 

木祖 十六代 九郎右衛門  特別純米 生 夏吟       2,500/1,250

山廃純米 無濾過生原酒         2,600/1,300

 

岡谷 豊香 純米吟醸 辛口生貯蔵           2,600  /1,400共に極少

 

岡谷  高天 美絵スベシャル 純米吟醸 生詰め原酒     3,150  /1,600

 

辰野 夜明け前 純米吟醸 金紋錦            3,000/1,550

 

瑞浪 小左衛門 純米吟醸 夏吟             2,546/1,273

山廃純米  おりがらみ生原酒        2,800/1,400  共に極少

 

八百津 玉柏 澄酒(すみさけ)             2,200/1,000

 

予想としては・・

8月に入るまでに季節限定酒は売り切れると思っております。

灼熱の時期には「各蔵のスッキリ系」を おススメする予定。

 

また、これ以外にも入荷の予定がございますが 時期が不明ですので ここまでに致します。

 

最近・・・

信州旨酒を看板にしているのに「県外酒も扱っている件」について質問を受けました。

私の現在の指針としては・・

・海に接していない「山国の県の酒」である事。

・旨味系の酒であり、今後 「当店と店主を成長させて頂ける蔵」である事。

・蔵元、社長・担当者に全幅の信頼を置いて「人間としての お付き合いをさせて頂きたい方ばかり」。

特に県外の蔵元さんについては「縁としか思えない繋がり」を感じております。

 

個人の感想としては「飯田のある南信州地域は 信州であって信州では無い部分」というのを

他地域に行き、交流する度に感じます。

地理的理由、歴史的背景以上に 感覚的に そう思っております。

分県論とか そういう「眠たい話しでは無くて・・」ですよ。

 

ですから、信州を突き詰めようと思ったら「飯田としての地理的条件は加味する事が当たり前」だと思っています。

久々に「接客中のテンパってる中・・」で、ブログ更新をしてみました。

アトで読んで、治す事になるとは思いますが・・。