2014年3月

「いいなぁー・・」って思う お客様

いっそ「日本酒はR-30指定。オトナになったら飲みましょう・・」。って最近 想い始めている信州飯田の酒屋 信州旨酒加藤商店です。
「呑むな・・」って言ったら「呑みたくなるかな・・」って・・。
寿命が伸びた分「おコチャマ舌の時間は長い・・」という仮説です。

 

飲食店さんを敵に回そうと言う話しでは無いですが、こういう傾向が確実に進んでいるという現状で・・
以前よりも「週末・家飲み・・」の お客様が確実に増えている実感を感ずる当店です。
金曜日の夕方・土曜日の遅い時間・日曜日の夕方・・が、「家飲みの方」が集中する時間帯です。
特に日曜日は肉屋・魚屋で買ってきた食材と料理から「どんな酒に合わせたら・・」の相談と提案が増える
私にとっても楽しい時間です。

もちろん、その多くの方は「居酒屋さん大好き・・」でして「ドコでナニを飲み・食べ」した。
「ドコかオススメの店はないか ?」と、新たな店の開拓をチャレンジする姿勢が。

でも、その位の見識の高い方々ですから「見る目も厳しいモノ」があります。
価格に応じた満足感に浸る事が出来れば「高い・安いは問題では無い・・」の方がほとんど。

その中での不満点を揚げると・・・
・日本酒の管理がされていない(気抜け・味抜け)
・日本酒の価格が高過ぎる(多くのお客様は小売り価格が頭に入っているので店格にもよりますが 二倍か三倍かでの価格設定にシビア)
・いつも同じ銘柄で季節感を感じ無いし 飲みたい酒が無い(ここら辺は充分改善すべき余地アリかと)
・お酒の質問をしたくても「期待した返答が得られない」(これは酒屋にも責任アリかと)
・料理と酒の組み合わせに至っては「ほとんどアキラメている」
・有名銘柄ばかり「オススメしてくれる」(ナメトルんか。とまで おっしゃる方も)
以上が来店して頂き 雑談の中での要約です。
つまり、これを「発展的に有効に活かしていきましょう」と、思っている私です。

そして・・・
だったら「自分で食材を調達して 飲みたい酒を選んで・家飲みの方が安くてストレスも感じ無い」の方が圧倒的に多いです。
理解も出来ます。
質の良い食材は高くとも「刺身・軽い焼き・煮炊き」位なら「素人の腕でもカバー出来ます」し、
割安感すら感じますから・・。

特に御夫婦で「晩酌を嗜む方」は奥様に意欲アリアリですから「チカラの入り方が違います」。
こちらがお勧めした内容を携帯で旦那様に伝える様子は 見てても微笑ましいし「とってもウラヤマシイ」です。
「仲良き事は美しきかな・・」を自然に感ずる事のデキル瞬間に立ち会えて
なんか嬉しくなる 私です。

リニューアルオープン5周年

いっそ「日本酒はR-30指定。オトナになったら飲みましょう・・」。って最近 想い始めている信州飯田の酒屋 信州旨酒加藤商店です。
「呑むな・・」って言ったら「呑みたくなるかな・・」って・・。
寿命が伸びた分「おコチャマ舌の時間は長い・・」という仮説です。

 

区切りの良い「5周年」ですが体調不良もあり準備不足で「記念は断念」しました。
個人的には この「3月3日」はあまり良い思い出が無いんです。

昨日は午前中に「ムスメが階段の最上階」から転げ落ちて「病院に直行しました」。
幸い「バックに抱きついて落ちた」のが良かったのか」口元を切ったくらいで済みました。

それよりも・・・
20年以上 お世話になって来た「得意先様」との縁が切れそうな事・・の方がショックです。
私が至らない事が最大の原因なのですが・・
「お世話になって来た得意先」ですので なんとか便宜だけは図りたいと思ってはいて・・。

飛び地である事。ルート回りでの留守時間が多い事。指定の時間に訪問する事が難しい事。
などから、「二ヶ月以上も訪問が空いてしまい・・」結果として怒らせてしまいました。

親しいから・・・
甘えていた部分があったのは否めません。
そして互いに「当たり前でいた部分の認識が違っていた」のが一番の原因です。
つまり・・
先方は「定期的に居る時間を確認してご用聞きに来るのが当たり前」。
こちらは「発注して頂ける事で いつでも駆けつける用意がある」という・・単純なスレ違いです。

以前は先方にも「スタッフさんが居て便宜を図ってくれていた・・」のですが退職されて、
それでも「同じ事をやってくれている・・」と互いに思い込んでいたんです。

私が正しくて相手が・・・
なんて、そんな眠たい事ではありません。
最後には「長い付き合いだったから お願いして来たのに 無理なら断ってくれれば良かったのに・・」の言葉に
「何を言っても言い訳にしかならない事」と「こんな事で終わってしまうのか・・」。
後味の悪さだけが互いに残ったと思います。

「電話で注文して下さい・・」なんで この言葉が言えなかったんだろう。
残念です。

業界驚愕のページ

いっそ「日本酒はR-30指定。オトナになったら飲みましょう・・」。って最近 想い始めている信州飯田の酒屋 信州旨酒加藤商店です。
「呑むな・・」って言ったら「呑みたくなるかな・・」って・・。
寿命が伸びた分「おコチャマ舌の時間は長い・・」という仮説です。

 

今期の二月は 業界のお約束の「dancyu」と二度と無いかもしれない「大雪」に終止しました。
何回も書いてますが 私はこの雑誌を6年前から見ないんです。
いや。正確には「この特集号だけ見ない・・」です。
理由は簡単です。
「そんな事に惑わされたくは無い」だけです。

この月の特集号に掲載された蔵元、ないし酒は「取り扱い問い合わせが殺到する・実際に売れ過ぎる・・」時期があったのは確かな様です。
でも、結果として「鼻高々で勘違いを しちゃった蔵元・社長」も多く そういう方に限って「高慢な態度」と、その後「その時の酒質を再現出来ない・・」事が続いた事から通称「ツマミグイ酒販店」からも飽きられて「逆V字状態」で以前よりも数字が落ち込んだ・・のを聞き及んでいます。

実際、この雑誌に掲載される酒は「すばらしい酒質」なのは間違い無いです。
ですから この雑誌を教科書として「同じ銘柄を揃えようとする酒販店」と、実際に取り扱う酒販店とのパイプを太くして「田舎者の鼻を開かしてやろう・・」とする 「若手の料飲店さん」も多いです。
ホントに・・・
あの雑誌と同じ酒質のモノが回ってくる事を祈っておりますが・・。

私がイヤなのは、結果として「 新規の取り引きを始めた蔵元さんが その翌年に掲載される」事がなぜか当店は続いて「そういう事だけで当店と取り引きを希望する」のに嫌気が差したんです。
いや、それがキッカケとしてなら全然 構わないんですが やはり初歩の目的がソコですから「ヤッパリ長続きしない」ですし いわゆる「ツマミグイ料飲店」となってますから こちらもチカラが入らないです。
自分の店ですから「何を置こうと勝手」ですが、 自分の店のオススメを「雑誌・ないしはマスコミに委ねていまう姿勢」に「この方は何をしたいのか・・」がワカリマセンし やはり そういう店は「苦戦している料飲店」が多いです。

なんで 有名・無名に関わらず「俺が旨いと思うモノで勝負しないのか ?」。
私には理解出来ません。

長い前説のアトで本題・・。
先週、お邪魔した「蔵元さん・・」での事。
やはり「あの雑誌の影響力は認めつつも・・」仕込みの時期と重なって「雑誌を見てる時間が無い」との事でしたが、
「この回はオモシロかった。特にアノベージにはビックリした。業界人なら誰でも仰け反ったんではないのか ?」
と、言われてました。

そこまで言われりゃ・・
見に行きますがな。買わんかったけど・・・。
おぉぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・
「このページに協力した彼と蔵の信用度は 間違い無くup」したと思います。
業界内では・・です。

そして・・・
日本酒マニアさん方にも 伝わった事を祈っておりますが・・・。