2015年10月

「有名ブランドを並べ無いと居酒屋は無理ですかねぇー・・」

信州の南端・飯田の住宅地で地酒専門店・信州旨酒 加藤商店をやっている「マブシイ店主」です。

 

本日の表題・・

若手の居酒屋店主さんの言葉です。

友達のやっている居酒屋さんは「焼酎・地酒の有名どころをビッシリ並べている」のに対し、

その方は料理主体でアルコールまで目も手も回らず「おざなり・・」の状態なのだと。

これから勉強をして行きたいけど「どっから・どのくらい・どうやって・・」始めたらイイのか解らない・・と。

非常に正直で誠意のある言葉だと思います。

たぶん・・「なんとかく初めて・・」がイヤなのでしょう。

 

都市部の一日で「一升瓶が10本以上空く・・」ような店舗とは違い、

地方都市では結果として「一日に一升瓶が五本程空けば御の字」が実情です。

そしてウチでは「開栓する酒は五種以内に・・」をオススメしています。

開栓後の「味が膨らみ切った状態で売り切る」なら このローテーションが一番負担が無いです。

そして「売り切ったら・・新たに開ける」。

開店前に「開栓したある酒の状況を把握しておく・・」のも大事です。

酒は器に注いだ瞬間から「料理に変身するのですから・・」。

 

最初のウチは「流行りモノ・・」を やってみるのもイイかも知れません。

でも、お客様は「置いて無いモノを常に求め続けます」。間違いなくネ・・。

ですから「その欲求に応え続けるのは不可能です」。

 

ですから、「看板料理・オススメ料理」を お客様が期待して来店されるのと一緒で、

「看板酒・オススメ酒」の出番となります。

その提案は当店でも させて頂きますが基本的に「店主さんの好み」が一番です。

料理だって「自分の旨いと思ったものを作る」のですから それに即した酒は同じ「旨いのカテゴリー」が

一番です。それをイチから探すのでは無く「当店が お手伝いできますよ・・」と、いう事です。

長い文章になりましたが 簡単な手順でしょ・・。

 

キツい事を言うと・・・

ブランドを纏う方は それに即した「魅力あるヒト」になるか モデル体型になるしか無いです。

「ブランドに着られちゃってる方」はファストファッションを着こなしている方よりも「カッコ悪い」のと一緒。

奏者が楽器を選ぶと同様に「楽器も人によって音が違うんです」。

 

自分の色で音を出すなら・・

有名ブランドか否かは「二の次・・」でしょ・・。

惚れた酒をススメル・・。

当たり前から初めませんか ??

以上・・・「マブシイ店主論」でした。

 

解り易く・・表形式にしてみました。

詳細は お問い合わせ下さい。

“日本酒再構築”のプレビュー

 

 

 

試飲はツライよ・・。

信州の南端・飯田の住宅地で地酒専門店・信州旨酒 加藤商店の「マブシイ店主」やっている加藤です。

なんかイマイチ 決まらんナァー・・。

 

以前は「試飲会が楽しかった・・」んです。

イベントであろうがメーカー試飲会であろうが「どんな酒があるのか興味津々」でした。

扱い数が今よりも段違いに少なかったので「売る商材探し」をしないと仕事になりませんでしたので。

 

でもね・・

いつの頃からか試飲が「とても辛くなりました・・」。

元々は下戸ですし200種くらい並んでいても勝負は最初の30種。

ワカル範囲は 約その倍くらい・・。

目安を付けておいて30分以内に目当ての試飲を済ませるのが「オレ流」です。

要は酔う前に決着を付けるんです。

ですから・・

始まると早いですよぉー・・。

 

ですから・・

試飲会は憂鬱になります。

今年に限って言うと、先日の県内最大の日本酒試飲イベント「長野酒メッセ」を地酒専門店を目指してから理由も無く初めて参加を見送りました。

いや、理由は行く気にならなかったんです。

羅列すると・・

・朝まで便器と お友達は もうイヤだ(下戸ですので・・)

・往復5時間のバス道中が辛い。

・人酔いしそうだ(大人数が苦手です)

そして最大の理由が・・

・これから売る酒が「もう無い」。あるいは「出てこない」です。

繁忙期である年末用に販売デキル日本酒を探し 来期以降に取り引きを開始したい蔵元をピックアップする。が、最初の頃の目的でしたが、昨今の「日本酒ブーム」で 「この時期にはすでに売る酒が無い」蔵元さんが圧倒的に多いです。ですから このイベント用に「試飲酒だけをストックして来期用の販促にする。あるいは一般客に知ってもらう」のスタイルが二年程前から出てきました。

当店に限って言うと「ほぼ全取り引き蔵が コレに該当する・・」状況です。

ですから、「顔合わせ・意見交換を一ケ所でデキルメリット」だけでの参加となると「それ以外でも顔を合わせる機会がある」のと、これから「販売が開始される試飲酒」を送ってくれる蔵元さんが多いので 純粋に「イベントとして楽しめないと・・」オモシロく無いんです。

 

つまり・・

仕事としての「酒屋がオモシロく無い」と思い始めているのか ??

そして、「だったらイベントに参加したいと思う為にも今回は欠席して どんな気持ちになるか確かめてみよう」でした。ですが「全然、喪失感みたいなものが出てこないんです」。

なんでだろうか・・。

どうやら「想いが強過ぎていた季節」から俯瞰で見る「経営目線に移行している・・」と思いたいです。

手抜き・・では無くて「肩のチカラを抜いた状態」であると。

 

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事前に、あるいは購入時に「サンプル試飲酒」を頂ける蔵元さんが増えてきて感謝しております。

だからと言って「頂け無いトコがダメ」という話しではありません。

こちらの解釈としては「あくまで厚意」として受け取っています。

 

今シーズンの「某イベント」でグランプリを取り「NHKの日曜夜7時のニュース」でも取り上げられた事により

一躍「全国区入り」した「澤の花 伴野貴之君」の「試飲酒提供の考え・・」は、売れなかった時も・今も全くブレて無いです。

一回、聞いたんです。

「試飲酒はドコでも多くて300ml。普通は180mlくらいなのに どうして伴野君は720ml瓶を一本も送ってくれるの ??」。

彼は最初「移し替えるのが面倒だから・・」みたいな事を言ってたのに最後は・・

「火入れ酒なんかは開栓したら香りが飛ぶじゃ無いですか。小分けにして意味が無いので 販売酒をそのまま試飲酒にして送ってます」と太っ腹な返答。

こちらも多くの方に試飲体験をして頂けますし、時間経過で「売り切る時期」の「予想と確認」まで出来ます。

 

まっ、彼が特別だと言う事です。

仕事は「イヤイヤやる」のは「負の部分」ばかりでは無いんじゃないか。

あー・・仕事が嫌いになっていく・・。

 

マンジュウコワイ・・だね。

 

 

 

モツ煮・お祭り

「体育の日」の週は地区の「秋祭り」となります。

本当は「準備等に毎晩参加する」のが地域交流としての理想なんですが・・

とてもとても現状では無理です。以前は参加も出来てたのですが、

なんとか三年後くらいには復活したいです。

 

それでも神輿の巡回コースになってますので毎年 お隣さんと一緒に「接待所」を引き受けます。

飲食の提供をするのですが他所と同じでは特徴が無いので「日本酒とモツ煮」をメインにします。

当地では「馬食文化」が根付いてまして「馬腸の煮込み」オタグリ・・が、おつまみの定番化しています。

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前職が「馬肉専門店」ですので「その意地」も自分の中にあります。

ですから・・逆に一から処理するのは無理な事は「余計に承知しております」。

得意先様の処理済みオタグリに「味を足す・・」カタチでお出しします。

酒飲みには「味と塩気が少し強め」がウケますからね。

 

そして・・

今年も無事に終了しました。

ウチの接待所で「ビールを呑む方は ほとんどいません・・」。

若い衆(年寄り染みた言い方・・)もオタグリを最初は おっかなびっくり・・。

そして・・取り合いになりました。

 

これにて・・・

ウチの秋祭りも めでたし、めでたし・・。

つづく・・。

 

マブしい女性店主さん達

ビジュアルの眩しさでは絶対に負けない店主ですが・・。

 

ある程度 まとまった休みになると「小旅行がてら当店に寄って頂ける女性居酒屋店主さん」がお越し頂ける事が

多くなりました。

たぶん・・休養を兼ねての「地酒の仕入れと地方食材・料理を味わい 今後に活かす」。

一石三鳥以上の効果と楽しみかなと・・。店主さんが楽しんでない居酒屋には「お客としても行きたく無いからね」。

そういう お店は「日本酒を中心に組み立てる」事が多い様ですし実際 繁盛店が多い様です。

「都市部には届かない地方地酒専門店のラインナップと限定酒」を 見つけ・コアな話題を一緒に仕入れての方が ほとんどです。

正直「ちと、ウラヤマシイ生き方・・」です。

 

 

「小さな居酒屋さん」のスタイルですと 御夫婦で営んでいる。

大将が一人でまかなっている。

そして「女将さんが一人で切り盛りしている・・」。

過去のイメージですと「倍賞美津子さん」ばりの女将さん。

今なら相棒の「鈴木杏樹さん」のイメージでしょうか ??

どちらも和服が似合う・もの静かななんだけど芯が強いイメージかな。

たぶん「オトコの幻想の世界」を現実化しているのかと。

 

今では・・

ラフなスタイルの「オトコマエ気性の女将さん」が主流ですよね。

同性の気軽さから「同年代の女性の お客様も多い」ですし、

女将さんの気性に 「オトコの安らぎを求める」おじさま族常連も・・の声を聞きます。

今後、益々 こういったスタイルが増えると予想はするものの

最後は やはり「店主さんの気質に惚れる・・」の部分はオトコもオンナも無いのではと・・。

 

女性店主のラフな居酒屋の可能性・・

安全面の問題もあるので「料理面等を男性が担当する」などで解消できれば

まだまだ可能性が膨らむカテゴリーかと・・。

実際、当地区には無いので「私も行きたいし・・」ね。

 

運動会

息子が保育園最後の運動会でした。

天気は最高です。

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自営業的では無いかも知れませんか「子供の行事には極力参加します」。

店舗を休みにしてでもです。

得意先様、お客様からのアドバイスなんです。

「子供との時間は その時しか無いから、アトで出ときゃよかったはしない方がイイよ。

前もって言ってくれれば協力するから・・」と。

甘えているかもしれませんが「良いお客様に恵まれて・・」可能な事に感謝です。

 

運動会の中で一番の心配事は・・

年長さんになると「竹馬の競技がある」んです。息子も心配だった様で夏休み前から練習してましたが

「とてもノレそうも無いな・・」が親としての感想でした。

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ところが・・「ちゃんとノッテルじゃん・・」。
ちと泣きそうになりました・・。

「運動会で少しは成長してくれた」みたいです。
でも「気が小さい・・」のは DNAなので仕方ないです。
今日は「運動会のプレッシャーから解放」された息子が絶好調です。