2017年4月

GWの営業予定

はい・・ヤリマス。

赤い日は全部ね。

宜しく お願いします。

 

“GW お休みシート”のプレビュー

やり続ける・・理由

他人様から見ると明らかに身の丈に合わない「取り引きブランドの多さ」というのは

誤解を生むには充分だった様で・・・

大手の酒販店の手法を真似て「蔵数で体裁を整えよう・・」と、いう考えの下に構成しているんだ

と思われていた時期もあったみたいです。

 

差別化・棲み分け・価格競争よりも品質提案で勝負・独自性・・・

なんてぇーのを考えると必然的に「地元で扱っていない」事と

信州の地酒に特化したカタチから こうなった事は何回 説明をしても中々 理解して頂けるには

ほど遠い。今は その誤解も溶けかけた・・様ですが・・。

 

今ならヤラナイですが・・・

「この路線・・」で進もうと決めたトコで地元の有力「地酒専門居酒屋の大将」に なぜか

目を掛けて頂き、言われるままに「蔵数を増やした時期」もありました。

ただ・・・

そうは言って頂いても 続けて格段には買って頂けない事で「前年の売り上げを減らさない・・」事を自分への至上命題にした事で 必然的に「告知・営業・広報」のバランスと量を増やさないと 「売り上げ維持」さえ出来ない「スパルタ教育の賜物」で現在があります。

 

先日・・・

倉庫を整理していると「澤の花」の 20by時の箱が出てきました。

当店が店舗改装した頃のものです。

今でこそ・・

自分のやり方を確立して「人気蔵元となった 澤の花」ですが その頃は 彼も「迷いの螺旋のウズ」に

巻き込まれていたんだと思います。

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そして・・・

売ってる私も「さほど旨いとは思わない・・」状況でしたから やはり「一番売れる場所」に配置しても「在庫になるケース」がままありました。

蔵を改装した事で 以前の様な「野暮ったさが懐かしさを感じる独特な旨味感」が無くなって、

キレイだけど特別に特徴の無い「固さばかりが目立つ酒」で、正直「困ったぞ・・」がホンネ。

 

でもね・・・

不思議と「彼の酒をヤメよう」とは思わず 、何の根拠も無いけど「仕入れ続けて・売り続けよう・・」と思い実行してました。

なんでだろう ?? と、思い浮かぶのが・・・

伴野君の「ストイックなまでの真剣な面構えとアツイ語り」です。

たぶん・・・

彼が思い描いた酒を造り出せれた頃に、「日本酒ブームがやって来て・彼の評価も上がって・マスコミへの掲載頻度が上がって・売れる酒」になった様です。

「ホントね・・こんな事をいつまでやっててもしょうが無いんで 蔵を売って 借金を返して 早くラクになりたいと思ったんだけど 銀行も応援してくれるって言うし 一生懸命に売ってくれる方々に申し訳ないんで・・・」と、携帯に定期的に10〜20分くらい話しをしてくれる時期もありました。

 

それが 無くなった頃・・・

彼の蔵は軌道に載った様です。

 

一生懸命・真摯に・アツく語る・・・

それがあっての「いろいろな手法」なのだと言う事は人間が感情の動物である以上は

今までも これからも変わる事の無い姿勢なのだと・・

この箱を見るに付け 自分への戒めにしたいと 思う今日です。