数えたら 今年で六年目になってました。
お盆が過ぎて 当たり前に「夏の終わりの儀式」となった、
下条・寿司 吉村・・での「猪口の会」。
毎回が一回目になる「新鮮な気持ち・・」。
あの感覚は何なのだろうか ? っていつも思う。
私の中では常に「行きたい寿司屋 NO.1」。
飲食店に行く理由の大きな要素が「人間を食べに行く・・」。
俺って「まだまだ勉強が足り無い」事を思い知らされる、
楽しい二時間半・・。
今回も・・
付け台に向かい合っての満席10名様。
手渡しの「雲丹の握り」に今年は何を受け取ったんだろうか ?
また・・
来年も来られます様に・・。
感謝の一夜・・。
カウンターに座ったらコレを食べないと・・・
手渡しの 雲丹の握り
今回、初登場・・・季節限定の、
下条産・水茄子とトマトの漬け物の握り
単に「漬け物をネタとして握った・・」という感覚では無い一体感。
漬け方・切り方・握り方・・
研究して「こうなった・・」という逸品。
今回のスゴ技でした。
2016年8月31日3:00 PM | カテゴリー: 猪口の会 | コメント(0)
結論から言うと・・
・お盆過ぎから解禁日までに発売されるのが「秋酒」。
・9月9日の解禁日から発売するのが「ひやおろし」。
というのが「信州ひやおろしルール」を遵守する上では欠かせない「お約束」です。
これは、理想と信念に基づいてるんですが・・・
地酒専門店・・
というカテゴリーながら 私自身が4年程前から品質的な「表題の違いを説明出来ずに困っています。」
「お客様からの突っ込んだ質問が今までは無かった」だけの事で 自分の中で説明が出来ない訳ですから・・。
長野県では「信州ひやおろしルール」の下で県内は動きます。大きな特徴は「9月9日を解禁日とする」と言う解り易い基準です。
これは「年々出荷が早くなり熟度が増していない酒を、温暖化で残暑が長引く お盆明けから売る」事が「季節感と品質熟度の面から お客様の為、しいては業界の為にはならない」と「解禁日の線引き」を
行ったと理解しています。
・純米酒・一回火入れ・その年に醸された酒・解禁日・・等の基準を満たし「信州ひやおろし」として
県内酒の質度と統一感を図り 更に「信州の地酒のブランド信頼を得る」。
画期的で良心的な試みで 他県の蔵元様も賛同と協調をして頂けるの現在です。
が・・
ここからは「良し悪し・・」とかの眠たい話しでは無くて現実的な問題です。
環境の差は「酒造りの開始・熟成度の差・販売日の慣習」で 一般的には「お盆を過ぎたらひやおろしの出荷」となります。信州だけなら問題の無い事も「市場の競争モロに晒される訳です。」。
当然の事です。
この対応・対抗策として「解禁日までの・ひやおろしでは無い酒」を「秋酒」として「出荷・販売」する事となります。
ただし・・・
これが出来るのは「ある程度の醸造量と販売量のある 上位の蔵元」に限定されます。
「ひやおろし」の季節は「割と短いもの」です。
現在では「GWから8月一杯 販売できる夏酒」の方が「需要も販売量が多い」のが実情です。
「ひやおろしの季節感は実質・二ヶ月ですから・・」。
飲食店さん・顧客様は季節感には敏感で・・
お盆過ぎには「秋酒の供給を開始する準備と体制」が出来ていないと勝負にすらなりません。
取り引き蔵・・すべてが「ひやおろし前の秋酒が用意できるか ?? 」というと現実的には不可です。
もちろん「それなりの考え方」があっての事だとしても「そういう玉を持っていないと地酒専門店としては 成り立たないのが現実です。」
造り手・・だけでなく売り手である「酒販店の販売量と蔵元さんとのバランス」の実力差が お盆明けから「ひやおろし解禁」までの三週間にある・・と思っています。
どのブランドをやるか ?? よりも、「解り易いコノ部分に結果を出す為」にも 逆に常日頃の「地道な行動がすべて・・」だと改めて感じてます。
なんか来ちゃった「プチ日本酒プーム」に「なんとなく対応なんかしてると・・」です。
もっとも・・
解禁日の危険性は「蔵元の規模、酒販店の差を 増々開く可能性を持っている・・」と言って「つまらん事は しゃべるな・・」と 「大目玉・・」を過去に頂いた事もありましたが、私としては「そういう覚悟で取り組んでいます」。という 報告です。
美味しい季節の裏側にある業界の事情の一端でした。
また、「玉が飛んできそう・・」ですが「馬耳東風」の田舎の酒屋です。
2016年8月21日10:43 PM | カテゴリー: 酒 | コメント(0)
いつも以上に「県外客様がお越しになる・・」のが「お盆・正月」です。
「信州・地酒・専門店」は知りたいの「共通の検索事項」の中で
この地域では「当店が一番最初に出てきます」。
SEO対策・・
そのものが有名無実になってますので結果として「地道な作業の積み重ね・・」なのかと。
この時期、SNSでは毎年「自己紹介=自店紹介」を行っております。
いわゆる「ブランド検索」だけで お越しになるお客様が「極端に少ない当店」かと思っています。
その為にも余計に「顔を出す・・」意味合いです。
エラそうに聞こえる事を あえて承知で「マブシイ店主のセレクトショップが当店」です。
こんなド田舎の住宅街に「信州を代表する蔵元のお酒が集まっているのか ?? 」を
不思議がり質問する方が多いです。誰もが焼酎ブームの時に「地元のお酒を見向きもしなかった」
ので「アマノジャク酒屋の反骨精神と信念」が「このカタチ」だと自負はしてますが、
肩にチカラは入ってません。ゆるーい人間ですので。
では・・挨拶を見て ご興味のある方は お越し下さい。
【田舎の酒屋を自負しております(^o^)】
「お盆と正月」は初めて お越しになる「お客様」が多いので
自己紹介をさせて頂きます。
信州の飯田で地酒を商っております「信州旨酒 加藤商店(しんしゅううまざけ かとうしょうてん)」です。
名前の通りに「信州の旨い酒」を中心に「店主の視点で選び・お伝え」しております。今では「隣県の三蔵」を含めて「山国の酒・十九蔵様」の酒を お届けして居ります。
すべて・・
「造り手の顔」を思い浮かべながら お酒の説明をさせて頂けるのが私の精一杯の努めです。
そして、入荷時よりも「旨く育てて お渡しする」のが私の使命だと思っております。
外から見ると 少し店内が暗がりで・・「敷居が高い感じがする」とも言われますが「日光が嫌いなウチのムスメ達」の為です。
棚に並んだムスメは「常温保存が可能」。
冷蔵庫の冷えきったムスメは「少し気位が高い・・」生酒です。
都市部の有名店さんの様な「派手な酒は皆無」です。
無名ですが「芯のある酒」ばかり。
どんな酒を呑んだか・・よりも、
誰と・どこで・どんな風に楽しく過ごしたいか・・を、
思い浮かべながら「お酒の顔」を見比べて頂くと「好みの酒が声を掛けてくれる・・」かも知れません。
お酒も食事も「楽しむ為にある・・」。
お盆の最中、ムスメ達の顔を見に お越し下さい(^o^)
2016年8月12日6:57 AM | カテゴリー: 店舗 | コメント(0)