2015年4月

本日営業しております

まずは お願いから・・。

「クーラーBOX」か 「クーラーBAG」を お持ち下さい。

温度20℃  upは 「お酒の大敵です」。

 

連休期間中は「ずっと店舗営業をしております」。

 

詳しくは・・信州旨酒 加藤商店  店簿案内まで。

 

ウナギで「猪口の会」

寿司・天ぷら・うなぎ・・が、和食の王道である事は誰もが否定しないと思います。

お米でデキてる「日本酒」が「米に合い・醤油で膨らむ料理」に合わない訳が無い。

ただ、他人様の事では無く「自分でも試して・・楽しみたい」。

ウチの「猪口の会」の原点です。

 

ずっとヤリたくて お願いをしておりました「ウナギで猪口の会」を

春の土用期間にうなはる さんで行いました。

 

CIMG3078

「うなぎ尽くしのフルコース」とは どんなものなのか ??

そのワクワクのが・・

ウナギの五点盛り
鰻ザク
バター風味の鰻肝焼き
鰻のタタキ
鰻の天ぷら
鰻のソテー
鰻の塩焼き

そして・・・
ワサビ風味の出汁茶がメチャ旨い ・・ひつまぶし
鰻だけで これだけの・・新しい発見です。

 

この会を初めて5年目にして「初のオトコ祭り」。

少人数・オトコだけ・・だから「手抜きなんて言わせない・・」のが、
オラの心意気です。

日本酒6種をガンバリました。
CIMG3086

実は・・
少人数には それなりの利点があるんです。
まずは・・全員に熱い料理が同時に出て来る。
そして・・お酒の説明と質問に「濃く・早い反応で お答えできます」。
私の頭髪みたいに・・

来年も、是非とも お願いしたいです。
ありがとうございました。

 

いわゆる「高額商品」・・。

チョットだけ肩のチカラを抜きつつも・・

 

地酒屋さん・・

と、称される酒販店の商品構成は「個別に違う」のは当たり前として、客単価構成については 「どちら様もさほど変らない・・」かと思います。それが「客数の差」で「規模と商品力が変るだけで・・」。

 

解っかり易く・・

一般顧客様の買い物は、720mlの日本酒単価が一本「1,500円〜2,000円くらい・・」を二本と、アト「ワインか焼酎か梅酒リキュールを一本」が普通です。

この「720mlの日本酒単価が一本1,500円〜2,000円くらい・・」は ウチの業界としては「スタンダートなライン」ですし ・・さほどビックリされる方はありません。

 

ところが・・・

同じくして並んでいるのに「明らかに格調の高いキモノを着ている酒」の価格を見て・聞いて驚く方も多いです。

いわゆる・・

鑑評会出品酒クラス・金賞受賞酒です。

5,000円・・・10,000円・・・15,000円・・・20,000円、それ以上も・・。

 

 

CIMG2951

「どう違うんですか ??・・」と質問も受けます。

私は「すべての試飲(正直に言いますが自店では開けられないので蔵元試飲で確認してます)してますが、

別世界の酒」となっています。

まぁー・・個別の感想を言えばキリが無いですが「味わってみないと解らない世界」です。

中身が良ければ「相応の意匠」で際たださせるのは当然の事。

「蔵元さんの意匠」以上にコチラも「包装紙・水引・袋」等にはバランスの合ったモノを用意し選択させて頂きます。で、無いと・・意味も気持ちも「伝わらないから・・」。

ここが一番 大切な事だと思っています。

 

バブルの頃は・・・

桐の箱に入れて・「金・銀・赤・黒」をチリバメタので高額そうに見せる技術もあった・・・

そうですが、今では「そんな まやかしが通用する程 甘くはありません」。

中身である「酒本体」。意匠。

更には「それを扱っている酒販店の説明能力・陳列状況・酒の管理」が成って無いと

「次はありませんから・・」。と、自分でハードルを上げちゃったなぁー・・。

 

ホントに価格が知りたければ・・・

ネットで検索すれば簡単に出せますし、ウチの業界は「値引きはしません」ので解りやすいです。

 

で、以前は・・・

こういった高額商品は 中身の入っていない「ダミー瓶」を並べて、お客様の注文が入ると「蔵元さんに直送してもらう」体系が常識的だった様です。なんで他人事の様な書き方をするかって ??

なぜって・・・その頃、私は酒屋では無かったから 知らないんです。

 

今の お客様は「すぐ欲しいんです」。その場で・・。

だから、陳列してある高額商品は「ダミー品」であっても「実物は遮光・温度管理をしている冷蔵庫」で出番を待っています。

 

これらは、ほぼ 贈答用になる事が多いですから・・

欲しい商品・御予算・どちら方面へ・どんなオモムキでを お聞きしてオススメしています。

贈り手・・受け手

共に満足して頂ける私の指針は「自分が頂いた・・としたら  どう感じるか」だけです。

 

 

 

 

風穴貯蔵は「ひやおろし」とは別物なんです。

現在・・・

県内「11店舗」で構成している「大信州・目聞熟」なる「勉強会・交流会」そして「八重原 純米大吟醸」を「仲間でタンク一本売る」PB仲間があります。

 

今期で7期目となる八重原シリーズの風穴貯蔵の為に、先日 松本まで行ってきました。

この時期には珍しい「サクラ満開の雪景色」の中を・・。

CIMG2991
長野県の「ひやおろし」は「信州ルール」の名の下、決まり事があります。
・新米新酒
・火入れ一回のみ

・一夏経過
・この酒を「9月9日」に解禁販売する。

特徴的なのが この「解禁日制」です。

私個人の意見としては、「残暑厳しいのが当たり前な例年の気候」を考えれば ???

なのが正直なトコ。しかも「短期間販売で無いと売れ残り」扱いされてしまう考えの方が業界内にも多く、

本来的な「火入れ酒の呑み時開始」からすると ???   です。

 

まっ、決まってしまったルールに文句を言っても仕方が無いので「その中で解決するしか無い」訳です。

 

その為の熟成をより深める為の「風穴貯蔵」なんです。

実は当初「私の解釈」としては「冷蔵庫で寝かせるよりも電気代が浮く」省エネが目的だと思っていました。真夏でも「ほぼ冷蔵庫と同じ温度帯」でしたから。

 

ところが最初の「風穴ひやおろし」で上がって来た酒が「他のひやおろし」とは 明らかに違うんです。

理由は・・・翌年に「風穴現場」を見学して「確信しました」(松坂みたいですが・・)。

CIMG2978

その場所は・・・

松本市の上高地に向う梓川水系・稲刻(いねこき)地区に点在する天然の冷蔵庫が風穴。

電機冷蔵庫が誕生するまでは「養蚕・発芽」等を温度調整して需給バランスが崩れた状況で出荷。

高利を「この里にもらたす」大切な場所であった様です。
真夏の下界が 30℃を越える日であっても「内部は 8℃」に保たれ、湿った冷気が石垣の間から絶え間なく

供給されます。たぶん、溶岩窟の間に雪解け水が入り込み それが対流されて吹き出す「山の呼吸」が

この地区に集中しているのだと考えられています。
「真冬の乾いた冷気」では無く「霜の降り始めた新鮮な湿った空気」に近く「山の霊気を感ずる」、神秘的な仕上がりになっています。電機で「3℃に管理された冷蔵庫熟成」では絶対に出せない味わい。
八重原の最高の環境を最高に引き出す「八重原米研究会」の三人衆が育てた「ひとごこち」が酒になり「この場所」で「山の恵を吸収」する事で 他には無い「旨味を纏った酒」に生まれ変わった事だけは間違い無いです。
あまり・・
こういう理由付けを する事が好きな当店では無いのですが「そうとしか思えない・・」感覚を 今回、初めてしたためてみました。
信じるか否かは「飲んだアナタ次第」ですが・・。

 

今での体験値から・・

今回、初めて「風穴に貯蔵する作業」に出掛けました。

CIMG2988

ほぼ「仲間が参加しての作業」は短時間で終了しました。
この日の風穴温度は 2℃。

CIMG2983

 

今期は「仕込32・34号」のブレンド対応です。
CIMG2980

 

 

「風穴ひやおろし」という表記で「商品化」されて、9月9日に お客様には「解禁日」で お目見えする事になります。

今期の酒は「軽い・複雑な旨味と余韻にキレ・食べたくなる酒」が私の感想です。

 

それが「風穴貯蔵で登場する」。期待しています。

 

そして、風穴ひやおろしとは本質的には別物なのだと思っている私です。

 

 

掲載して頂きました。

今年に入ってから当店担当の「しんきん職員 K君」から・・

「確定では無いですが、信金の冊子に記事を載せてみませんか ??」と、お誘いを頂きました。

あくまで・・・「良かったら・・」との事でしたが、

当店の様な知名度の低い店舗を「無償で・・」金融機関誌に載っけて頂けるなら「願ったり・適ったり・・」です。

 

 

直に、本部から原稿の依頼があり、

「原稿、画像は手直しさせて頂く事を御了解下さい・・」との当然の理があったものの・・

結局、何の手直しも無く「そのまま原稿が掲載」されました。

 

CIMG3004

「信用金庫」さんの関東・中部地区「経営者向け広報冊子」アロング春号に当店を紹介して頂きました。手元に届いた方、当店にもございますのでどうぞ。

 

 

ちゅうか・・本当に「ウチが載ってもヨカッタの  ??」

 

 

1 / 212