2017年6月

稲光と「チョコレート戦争」

エクレール—それは、シュークリームを細長くしたようなもので、

シュークリームと違っているのは、表面にチョコレートがかかっていることだ。

これを食べるには、上品ぶってフォークなどでつついていたら、なかにいっぱい

つまっているクリームがあふれだして、しまつのおえないことになる。そばを、

つるっとすくってたべるように、いなづまのような早さでたべなくてはならない。

そのため、フランス語でも、この菓子の名前を「いなずま」(エクレール)というのである。

1965年  大石 真 =作    チョコレート戦争

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はじめて・・・

聖地・八重原を訪ねたのは「八重原・大吟醸」の二期目の夏。

圃場見学の最中に一時間のスコールに遭遇。

「バケツを引っくり返した・・」の形容そのままの雷雨。

聞けば・・・

カミナリが落ちた田圃は「良質の米が出来る・・」らしい。

イオン効果なのか ??

雷様の祝福なのか ???

 

そんな中で・・

「ひとごこち・・」と、

金紋錦が「八重原の地」で育てられて三年。

その名を冠した・・・

大信州  エクレールが今年もやってきました。

 

「八重」の付く地名は古代人の礼拝の地にして神聖なる地である。

が、各地にある「八重由来の共通項」らしい。

社会人になって担当した地区が佐久。初めて「佐久の地」に行ったものの「伊那谷の景色」とは

根本的に違う。陽が暮れ出して そして迷った先が「蓼科山の裏手」だったらしい。今みたいに道も整備されていないし道路標示も無い。当然「ナビ・・」なんて無い。

 

道ばたに居た「おばぁーちゃん」に場所を尋ねると・・

「そこだで・・まぁー お茶でも 飲んでいきなさい・・」。

遠慮なく お邪魔して伺った話しが・・・

「ココは北御牧村の八重原」。南牧村には「御が付かないんだよ」。ココはね平安の頃の東山道で

その頃は「朝廷に馬を献上する為の牧場」だったんだよ。だから・・「御がつくんだよ・・」。

後日・・・

陽の高い時間に伺うと・・蓼科山の神秘を感じる場所。

だった事を その20年後に 再体験する事になりました。

 

これも「御縁と感謝」しております。

 

 

 

「父の日」の 下付け

特に「マグロの卸業者」が「競りの前」に 品質を見定める作業を「下付け」と言う

そうですが・・・

もし、迷われているようなら「一発で決めずに・・」下見的な感覚で

ウチに来て「私と話しをしてみませんか ??」という

お誘いです。気に入らないモノをチカラ技で売ろうとされたら

「私だってイヤ・・」ですから あくまで下見で充分です。

その為の疑問点・要望は お聞きしての 提案を致します。

気に入って頂けるか ??  否か ??  はアナタ次第ですから・・。

と言う 前振りから ・・本編を お読み下さい。

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その日、その時の気分で「自分用の酒を買う」とは違い

贈答用になると「自分も送り先にも気に入ってもらい 心も晴々・・」が

重要な要素になると思ってます。

特に・・ウチらの様な「価格より 品質優先的な志向があっての購買動機が主体」である

専門店にとってはね・・。

 

「父の日」となると・・・

特に「日本酒を贈ろう・・」と、思って下さる方は

受け手の「お父さんの 感想」が 「自分の成長度のバロメーター」みたいに

思って頂ける・・・と、思われる対話が 端々に垣間みれて

こちらとしては楽しくなります。

 

解り易く言うと・・・

「オヤジは知らない だろうけど有名じゃ無くても 俺はこんなに美味しい酒を選んで 贈れる様になったんだぜ・・」という 良い意味での「見栄っ張り・心意気」を感じたりします。

 

対話の中から探らせて頂くのが・・・

・お父様の現在地

・好きな酒の銘柄・嗜好(仮にウチに無くとも だいたいは解る 夜の学習はしております)

・ご予算

・サイズ(一升瓶・720ml瓶が二本・・みたいに)

・お燗派、冷や派

・お好きな食べ物

などなど・・・その時の対話状況によって違います。

 

最終的な判断は・・・

送り手さんの意識に感じて頂けたか どうかだと 私は思っています。

自信を持って贈りたい・・

私が出来るのは その粋をストレートに「お酒に反映させる」事だけ・・。

 

できるなら・・・

それを一緒に「呑む機会・・」が 一番の「父の日」だと思ってはいます。

義父には出来ても 実父には 出来ないのも「父の日」だと

承知しながらの矛盾ですけどね・・。

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さて・・・

今年も「世界一・・」の続出を 願っております。