2015年7月

「熊のプーさん」考・・。

職業柄「八月の盆前」は休みなど取れませんので家族サービスを兼ねて名古屋へ行きました。

長野県の南部は「県庁よりも名古屋が近い」という地理的要因です。と、書くとすぐに「分県論者か??」と言われかねない「県内では今でもデリケートな問題」です。

なんてぇー・・事は置いといて・・。

弟家族が名古屋に居るので「泊まりに来てよ・・」の誘いに載ったんです。

お陰様で「嫁さん同士が仲良くしてくれてる・・」ので 話しは早いです。

 

実は家族とは別行動でワタシの目的は他に・・。

仕事とは「全く関係無く・・」栄の松坂屋本店で・・

まずは・・

 

 

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ウルトラマン世代としては「絶対に外せない戦いがある・・」です(^o^)

「若いおとうさん世代」も家族連れで来ていて関係者でも無いのに「なんかウレシイ」。

私は単独行動ですので「一人じっくりと・・」。

お土産は「ウルトラマン指人形」・・。

 

そして・・・

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「くまのブーさん」・・・

絵がカワイイとかの少女趣味じゃ無くて「プーさん」の生き様が大好きなんです。

 

ハチミツを食べ過ぎて「穴から抜けれなくなり」、それでも皆は彼を助ける為に集まる。

引っ張り出して抜けた先が「蜂の巣」・・。

たぶん「食べ尽くすまで」居るだろうし、また抜けれない結果になるだろうげと、

それでも「やっぱり食べたい・・」が熊情も人情も一緒かと・・。

 

そして「そんな彼」を大好きな人達。

たぶん「人間ドラマ」にしたら こななイヤなヤツは無いかと思いますけどね・・。

 

 

 

 

 

 

 

いろんな辛口・だから辛口は難しい

日本酒=辛口。辛口に非ずんは日本酒に非ず。

みたいな風潮には見向きもせず 好みの旨口系の酒をオシ、

誰が言ったか「甘口タイプの専門店」という評価があるらしい・・当店です。

まっ、悪い気はしませんがね。

 

なぜなのかは簡単です。焼酎が苦手な店主だから。

つまり「スカスカ・軽く・単に辛い」のがダメなんです。

これは私の好みですからね。

 

単純に「日本酒度がプラスに増加するほど辛くなる」ばかりではない日本酒です。

客観数値と主観官能には「差がある」のが現実です。

そして、これも好みです。

 

ですから仕分けをして「辛口傾向」を分類して お客様の好みに振り分ける・・という、

至極当然の事をしています。

・アルコールからくる辛味を欲する方

・スッキリとした感じの軽め辛味を欲する方

・焼酎的な辛味を欲する方

・旨味・香りを含んだ中での余韻の辛味を欲する方

・ピリッとした辛味を欲する方

・酒度が+数値の高いのを喜ぶ方。

大ざっぱな仕分けです。

 

モチロン、これだけで満足して頂けるほど甘い業界では無いですから 個別の酒毎に

感覚的と昨期とは違っているトコだけは言葉として説明はできます。

ただ、そこから先は「やっぱり感覚」なんです。

 

最近、私の日本酒師匠の店に行って トンデモナイモノを呑んでしまいました。

いつもの事ですが「コレ、呑んでみな・・」こういう時は「感想を言え・・」という事です。

知ってるブランドですが・・通常のタイプとは全然違う。

そして「これ、辛口の部類ですか ? こんなタッチのは初めて呑んだんですけど・・?? 」

すると師匠は「だろ・・。俺も この年で初めて体験したわ・・。でも、コレ いいなぁー・・」です。

 

キレと言うよりも「すぅー・・とノドから引いて行く感覚が不思議で 、刺激的で瞬発力のある辛味が全く無い。ゆっくりと ゆったりと引いて行く感じがとても無心地良い」。

まだまだ、世の中には オモシロくて知らない事が溢れているんだと思ったら、帰り際に「コレ、特別な・・」。

山廃純米の生原酒。

「フレッシュ・軽く・キレイ・山廃特有の重たさの欠片も無く 旨味が柔らかく優しく染み込む」。

あっ「あの方が造っているんだ・・」。過去最高の「山廃体験」。

ここで酔ったら もったいないので 早めに退散しましたが・・。

 

全く、師匠の店に行くと「三日位は寝られなくなるのが問題」だ・・。

 

 

イタリアンで日本酒会

最近「大瀧詠一」さんの「幸せの結末」にハマっています。

あのナイアガラサウンドのね。昔、聞いて「イイ・・」と思ったモノは ちゃんと脳内復活を遂げる様です。

 

当店の日本酒会「猪口の会」とは別に 依頼されて「出帳 日本酒会」を頼まれて今までも何回かやってきたのですが、

今回 初めて「イタリアン・レストラン」で開催したいとの事で呼んで頂けました。

 

お客様は主催店で集めて頂ける・・との事ですので・・・

・依頼の予算内で

・料理毎に合わせて

・二時間くらいのミ二講座で・・

行いました。

 

主催者の要望としては・・

「日本酒は酔い易い」を打破する方法の説明と実践・・です。

この点は「私の希望とも一致」しておりますし 全く初対面の お客様に手探りから転結までへ・・。

 

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このレストランでの常連さんですから「ワインを嗜む方」にアピールする為に ウチで行っている「猪口の会」よりも「パフォーマンス」の部分を やや強調しました。説明・専門的な部分よりはですよ。

 

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お客様の中に「地元酒造会者のCMソングを唄っている娘」がいまして 即興生唄を披露して頂きました。

新しい お客様に接すると 当たり前ですが「個々に違う感覚」を持ってらっしゃぃますので コチラもオモシロいんです。

こう来るか・・。そうきたか・・。

 

人の数だけ、楽しみの数は乗加しそうです。

 

 

真意

あまり一般向けの「ブログ」としては「不向き」な投稿なのかもしれません。

正直、この規模の酒販店としては「多くの取り引き蔵元様」に お世話になっております。

普通は地元の蔵元を基軸に「片手以内」の蔵数をキチンと固めて「短く太い」パイプを「より長く・より太く」育てていくのが常識的なやり方です。

 

しかし、私が「地酒専門店」を目指した時の地元マーケットは「名門酒会系」と「久保田特約店」の独断場。 空いてるポジションは信州でありながら「信州の他地区の蔵元扱いが極端に少ない」事。

また、「銘柄本位」で品揃えをしてる「酒販店さん・料飲店さんが多い」という印象を持っておりましたので、

私は真逆の「今は全く無名・酒質は良い・元気な蔵元」を毎年一軒ずつ増やしながら「料飲店・得意先様」に質量とも増加させて「タテ・ヨコ増加」で面積を膨らませ「ある年を焦点に・・・」・・。

 

たぶん・・・

「ブランドを増やして数で圧倒しよう・・」と思われた「蔵元さん」もいらしたかと思います。

「駒のひとつ」との誤解を防ぐのは「アノ結果」を出すしかありません。

まっ、外部環境が予想とは違う「スピートと展開」に成った事で「焦点の時期」を変更と修正に・・。

ただ・・・

基本的な考え方は 全く変っていないので あの種の反感もあるとの覚悟で「SNS」に こんな投稿をしてみました。

画像無し・文章のみ・・。

結果としては「過去最高のリーチ数(閲覧数)」を記録しました。

コレが「反感・興味・期待」の何れなのかは今後の結果待ちとして、

今までにもありましたがキッチリと「専門店として説明する・考えを示す」の投稿をした時は

驚くほど高い「リーチ数」になります。

その為の投稿では無い・・事を お断りをしてから ご確認下さい。

 

毎日、「次から次へと・・」違う酒・新入荷を投稿して「取り扱い種の多さ」は感じて頂けているかと思います。実際、日本酒・焼酎・ワインだけで「20蔵を越す直接取り引き」がありますので単純に「@10種」だけても 毎日投稿するには困らないネタはあります。

今日はコレ、明日はアレが入ります・・みたいに。

でもね、田舎の酒屋の本質は「魚屋さん」みたいでありたいと思っています。
「今日のブリは刺身にしたら旨いよ。このイワシは軽く〆て 手毬寿司にするとホッペが落ちるよ・・」みたいに対話で選んで頂けたらと思っています。

ですから当店は「日付よりも飲み頃」を重視しています。リーチ棚は「日付の新しい酒ほど手前」から入れております。遠慮無く「新しい酒」を お買い上げ下さい。

もし、「呑み頃の酒・温度・おつまみを合わせたい方」が おられましたら ご相談下さい。銘柄・日付に関係無く「オススメ致します」。「気に入って頂けない場合は次の来店は無い・・」と割り切り「腹だけは据えて居るつもり」です。

そして、「無い酒は無い」。ウチを信用して任せて頂いて居る蔵元さんの酒を「私感覚の旨い状態」で送り出すのが「当店の仕事」だと思っております。

自己顕示欲では無く「その価値を解り易く説明し伝える」玄人であり続ける精進だけは 今後共 続けて参ります。

でも、先走ったトコがありましたら遠慮無く 教えて下さい。

さっき「寝起きのムスメ」に鼻を蹴られて「アタマがボー・・」とした状態で 今日の投稿をしております