2015年1月

蔵元見学

蔵元さんとの「限定直接取り引き」の中で 酒販店が行うべき行動の「ひとつ」に蔵元に伺い「製造の現場を見学させて頂く・・」があります。

 

義務とか権利とか・・なんていうウザイ話しでは無くて・・・

その時期に見ておかないと「一年間は説得力を持った販売できないんです。」

設備・試行錯誤・方向性・などを対話と目で確認する事により なにか「お客様に聞かれても対処デキル」んです。

造りの現場に何回も足を運んでいるうちに・・。

 

そんな現場には・・

やはり興味を持った お客様と一緒に伺うと「また 違う発見」があるものです。

そして お客様である「素人の質問が一番恐い蔵元さんです・・」。

 

今回は・・

大信州の槽場詰め(ふなばつめ)に合わせて 飯山の北光正宗さんと「一日二個所のハードスケジュールです」。

飯田を6時に出て丸12時間の 旅です。

 

北光の村松専務には 昨秋より お願いしてありました。

文字通りの若手のホープであり「挑戦的・実験的・理論的」な「オトコマエ杜氏」です。

最近のいずれは社長になる「蔵元杜氏はイイオトコ」ばかりで 容姿端麗で無いと「酒造りを やったらイカンのか ??」とさえ思ってしまう 昭和体型の酒屋です。

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製造工程に沿って・・
一通り現場を見て行きます。私も今回、再発見がありました。

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最後は・・・
お約束の試飲です。次々と 酒を開けていく気前の良さには脱帽です。

そして・・・記念撮影。

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続いて・・・大信州。

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当日は一般客様も一緒に当日 搾ったばかりの酒を自身で瓶詰めして頂く 槽場詰め です。

 

こちらも工程に沿って案内ですが・・・

やはり一番時間を取るのが 自慢の精米工場

ココだけは外せない一番の売りであり良い蒸しを仕上げる基本ですからね。

契約栽培農家の米は顔写真で紹介されてました。

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ホントは・・・
三回くらい見て頂くと やっと解る事が出来ると思っています。

また、行きます。
そして・・・ 今期の蔵見学は続きます。

さかなや

私が中高生の頃には「○○屋」という名の専門店が 立ちゆか無い状況になっていたかと思います。

大店法・・と言う名の「小規模小売店の保護規制」が所除に解除されて「完全自由競争」に晒された結果です。

確たる信念の下に「経営計画・組織化・試行錯誤・外部情報の取り入れ」を怠ったり遅れたりした所は「指をくわえて見ているしか無い・・」状況だったと思います。大資本の組織化された販売法と価格競争の前では・・。

 

でもね・・

最近のマクドナルドの「体たらく・・」に代表される様に「大きい事がイイ事ばかりでは無くなった」のも事実です。

私としては「あのマックが・・」で組織としては「もったいない・・」とは思ってますが・・。

もっとも「ここ15年以上は口にしてない・・」ですし、別に食べなくとも「何とも無い・・」嗜好の人間ですから。

なにしろ「食肉業界出身・・」の人間にとって「マックは食べない・・」のが 当たり前ですからね。

 

私の様な「酒屋一代目」は 結構 珍獣扱いされます。

コンビニでもDsでも無いですし。

酒屋を廃業された方々には「この時代に酒屋をやるのぉー・・ ??? 」くらいの言われ方さえしますしね。

 

私の住んでいる地域の・・・

鼎に「魚屋さん」が出来ましたよね。SMでもテナントでも無い「専門店の魚屋さん」。

今日も出掛けて 小振りだけどイイ鯵があったので「刺身じゃ小さいかナァー・・」と聞くと・・
「コレなら大丈夫ですよ。おろしましょうか ??」と 引けばイイだけの「キレイな三枚卸に・・」。

「専門店の心意気・・」を頂きました。

「今日はコレが旨いよ・・」。「こんな食べ方がオススメだよ・・」。

お客さん・・として行くと 当たり前の「専門店として あるべき姿」を確認できます。

足らん事はダメですが、ヤリ過ぎるのは「もっとダメ・・」です。

 

八百屋さんだけは そういうトコが地域には無いですが・・・

肉と魚だけは極力「専門店」で買います。

思いとか安全性とかの「頭で食べる話し・・」では無くて  そちらの方が「はるかに旨いから」です。

ウチは別に高所得者では無いですが「こういう事でエンゲル係数が上がる」なら しゃーない・・と、思ってます。

もっとも・・

子供達は「口が肥えて・・」大変ですが・・。

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今日はコレが呑みたかったので・・
青魚を探しに行って 思い通りの結果に満足です。

プロに聞く・・は大事みたいです。

そして、そんな会話を楽しめる「酒屋であり続けたい・・」です。

 

 

睦月の「猪口の会」

今年も始まりました猪口の会。

 

日本酒と料理と人間を食べます。いろんな意味でね。

どの分野も そうだとは思うんですが「体験した事の無い方、興味の無かった方」に いかに楽しい分野なのかを「知り・感じて頂く・・」から、始まります。

なぜなら私自身が日本酒が大嫌いなワカゾウだったからです。

だって「臭いし・次の日には頭が痛くなるし・オヤジ達の説教酒」だと言う認識しか無かったですから。

それが 二十歳の時に「ある出会いで・・」全く違う価値観を持って、 更には現在「地酒専門店」を自身でやっている。

 

昨日は私の住む地域では「ほぼ成人式」が行われ「晴れ着のワカモノ」を見るに付け「チョットだけよ・・」とカトちゃんが思い出しました。

 

今年のスタートは・・

昨秋に開店した「縁(えん)」さんです。

市内の老舗人気店「丸現」さんで長年修行をされた「下平さん」の店。

丁寧な仕事に「丸現タッチの料理」と「お好み焼き・もんじゃ焼き」を看板とする

これから期待の居酒屋です。

 

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実は・・

ムスメにパソコンをいじられて(涙)プリントアウトが出来なくなり メニューを「ココに表示して・・」の初めての試み。

お陰で遅刻しました・・。

“縁・ 猪口の会 15-1.11”のプレビュー 2

 

“縁・ 猪口の会 15-1.11”のプレビュー

 

1,5 回成人式を終了した方に参加権があります・・・

と、振っただけあって「自称20代の方々」は すべてご辞退となりました(笑)

 

数をこなしているお陰で「人数に応じた対処・・」をさせて頂ける経験値になりましたので、

ハイスペック、親和バージョン・・かなりの大盤振る舞いです。

理由は「私も呑みたかったから・・」

 

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こんな高級版も お出ししましたが・・・

一番人気は・・

小左衛門  純米吟醸 迎春ラベル         スッキリとした旨味感と軽い辛味のキレがバツグンの食中酒となり「たちまち一本空きました・・」。

 

今年も「節度あるオトナの時間」を 皆様と一緒に楽しみたいです。

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8年ぶりの「ダンチュー・シンドローム」

まず、「dancyu」が、こんなに早く出たっけぇー・・。

が、印象的です。

 

8年ぶりにこの雑誌の日本酒特集を買いました。

理由は、昨年の記事に衝撃を受けたからです。

それまでは有料の東京の大手酒販店広報誌だとど田舎の酒屋は思ってたものですから・・。

だって、次から次へと新規の蔵元を紹介しては「勘違いしちゃう土壌」を養っちゃってた・・のも事実でしたから。

ただ、あの雑誌に載る酒の質は間違い無いです。

 

なぜ、そんな事を言い切れるかと言うと・・

ウチの得意先で全国の酒を提供してる居酒屋で出て来る酒が、その冬には「その雑誌に載る」事が多くて

事前に試飲している機会が「けっこうあった・・」からです。

聞いた事も見た事もなくとも「旨い酒の基準」を自分の中に持たせてくれる 有り難い居酒屋です。

ですので、当店で扱ってなくとも「酒質傾向は知っている・・」という事で「あっ、載っている・・」という感覚だったんです。

 

でも、お客様とは「そういう雑誌が好きな方」が結構いらして、その事で振り回されるのがイヤになってんで「ずっと買わない・見ない・・」でした。

でも、県外の蔵元と取り引きを始めると続け様に「この雑誌に載る」事が続いた為に 私の地元では「ドコにそんなコンタクトがあるんだ・・」と勘らぐれる時期もありましたが 私はただ「自分の旨い・・と取り引きしてただけ」の事。全然「意に介さない」でいましたが。

 

それに、それを求められる お客様は「ウチの客層には成り難い・・」ですから。

そりゃそうでしょ。流行りモノだけ言われても「当店は流行りモノはヤラナイ店」なんですから。

ファッションじゃあるまいし「飽きたらポイ・・」では生きては行けない業界です。

酒販店は それをやったら許され無いカテゴリーなんです。

もし、それをやりたければ一般客か料飲店になるしか無いという・・

言わんでもイイ事を言いましたが、「呑みたいモノだけを買い・置きたい酒だけを次々と変えて自由に置く」のは その方々だけの特権です。

 

様は・・

その雑誌が出る度に振り回されるのはゴメンですし あの雑誌「実は業界関係者とマニア様」しか見ていなかった過去です。

でもね、昨今の「プチ日本酒プーム」と昨年、ある蔵元に お邪魔して「あの雑誌も深いトコまで記事にする様になったよ・・」で少し興味を持ち直して・・・今年は買いました。

 

写真

 

ウチで扱ってるのは二銘柄だと思うのでどうぞ・・・

ちゅう話しじゃなくて・・・

いや、この酒が載るのを知らなくて たまたま前日に「その系統の質問をしたら・・」

蔵元さんが「アト○○本ですから 買っといた方がイイですよ」的な事を言ったんです。

いつもは そんな事は言わないのに「おっかしいなぁー・・」の結果が・・掲載です。

 

今、雑誌は「日本酒の事を取り上げると即効性のある売り上げに繋がる」そうです。

見る・読む媒体の次には 是非とも「呑んで確認する」検証を期待する

ど田舎の酒屋です。

ゆるく繋がる SNS・・

本日はヤラシイ話し・・

好き・嫌い、得手・不得手・・・を、通り越して 仕事上に不可欠なのが ネットの世界です。

 

私なんぞは・・

40の手習いでパソコンを買ってイジリながら憶えたんで専門用語を言われても未だに解らないです。

ただ、この歳になって恥ずかしくて聞けない分野では無いので「初歩的な事でもバンバン聞きます・・」

モチロン、歳下にです。

 

基本的には・・

HPを見て欲しいですが、単独の店舗HPですので いきなりソコを開いてなんて事は無い訳です。

導入口として FaceBookも利用しています。

 

でも・・・

コレって結構 人間関係・神経の細やかさが出るモノですし、文章だけの投稿ですので「ニュアンスが伝わりにくい場合もあり」。人によっては「全く逆の取り方」をされる事だってありうるじゃないかと・・。

 

たとえは・・

たくさんのコメントがある中で 私だけが「返信コメント無し・いいねも無し」で「気分を害した」。

なんて事もある様です。たまたま「落ちてた・忘れただけ・・」かも知れないのに。

 

逆に言えば「そういう気分へ簡単にさせる事だって可能な訳」です。

個人ページには「商品案内的な事」は ほぼ避けて、家族・日常・友達の事などを書き、

商店ページには「完全に商品・イベント・業務内容」に徹した内容にしています。

FB師匠である O君のアドバイスでもありますし、基本的に「ゆるく繋がる・・」を良しとする交流サイトの様ですから。

一日の決まった時間しか見れないという 私的な制限もある事が 逆にハマり過ぎない良い点なのかも知れません。

 

さて・・・

本題ですが、「いいね」を押して頂いてる方、を大変有り難いと思っていると同時に

何人の方が私のサイトを見て頂いているかの「リーチ数」を 私は重視しています。

なぜなら「その方々が来店する動機として これらを見て参考にされる事」が多いからです。

極論すると「いいね」の数とは 直接的には全然関係無いのですが「その方々が居て見て頂いている可能性」の結果として・・・ね。

 

ゆるく繋がるハズのSNSで  最近一番「カチン・・」と来たのは・・

紹介による「友達リクエスト」なるがあって お世話になってる方からですので 「承認して・御礼のメッセージ」を送ったら「私は会った事のある方しか友達にはなりませんので・・」的な「非常に事務的で不快な内容」の返信がありました。

 

別に「こっちから なりたくて送った訳でも無い」のに 「失礼しました・・で、速攻でシャットアウト」です。

「友達になる基準・・」は個々に違いますので その事については とやかく言うつもりはありませんが 「紹介申請・・」なる制度は 「もうコリゴリ・・」です。

時間と気分の無駄・・。

いい歳して 勉強になりました。

 

 

 

 

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