日記

私の日本酒師匠である渡邊さんがお亡くなりになりました。

ココ一年程 以前の覇気が無くなり強気な発言も減って・・

「・・らしく無いなぁー」と、思っていたトコに夕刊の記事でした。

 

本日、お越しのお客様も「泉さん(師匠の店名)まだ休んでるよね・・」というお客様が何名かいらして。

 

初めて渡邊さんの店に伺った時の事など全然 憶えていない。

つまり 構えて行った訳じゃ無い。

なんかの弾みで飲みに行って 私自身が「地酒の世界は自分なんぞが入り込める世界では無い」という感覚でしたから、酒屋である事さえも 何年かは話した事も無かった気が・・。

一緒に試飲会に誘って頂ける様になり松本で「酒メッセ」が開かれた翌日・・

「明日、店に顔を出してくれ・・」と、連絡あり。

伺うと・・「この銘柄と取り引きは出来るか ??

ケツは俺が持つから 五蔵元の この酒を取れ・・」と、否応無し。

 

当時、まだ酒屋としては駆け出しの「酒屋一代目・・」は、試飲会で誰も試飲の お客がいないながら 一発で気に入った「松本の大信州」と取り引きを始めたばかりで 限定流通も4蔵目。

それが・・

「川中島の千野酒造店の娘が杜氏をやってる幻舞が すごく良かったんだ 其所の酒をなんとかしろ」との厳命。

今から17年も前の事・・。

早速、連絡をすると・・

「長野市を中心とした(幻舞の会)という組織のPBなので そちらの確認が取れ次第

お酒の提供を行えます・・」との返事。

今や引く手数多の「川中島 幻舞」はこうして当店にやってきました。

 

当時は・・

焼酎ブーム前夜で 試飲会に行っても「焼酎ブースは満杯」。

日本酒ブースは閑古鳥が、当たり前の超低迷期。

 

渡邊さんも私も 日本酒が大好きで こんなにイイものが売れないハズは無い。

そして、「俺達が その役割を果たすんだ・・」という心意気。

必ず その時代は来る・・と。

実際、渡邊さんの目利きには間違いが無かったです。

 

ただ・・

ウチの師匠は「ケツを持ってくれる事は無かった・・」ので、

それを不良在庫にしない様に必死で営業しまくって、最後には買ってくれないなら

ケンカを吹っ掛けてでも 相手の感情を逆なでしても なんとか試飲まで持って行けば

ほぼ コチラの思い通りになる・・を、体験させて頂く事となりました。

 

 

どういう日本酒を選び、置いたら良いのだろうか ??

と、いう迷うも結局は「自分の旨いを お客様に拒否されたら その時は潔く潰れよう」と、開き直って 他人の評価は一切気にせず 自分の好みだけで 蔵元とお酒を選び

それを お客様に語り続けた事で 今の私があり、その原点をスパルタで鍛えてくれたのが、師匠である渡邊さんです。

 

本当に ありがとうございました。

 

ここ・・5年くらいは 試飲酒を持って行くと・・

その三倍かえしで、自分の選んだ酒を3種くらい試飲させて・・

私の感想を微笑みながら「よぉーし 俺の感覚もまだまだ大丈夫だな・・」

なんて 訳のワカラナイ事を言ってたけどね。

 

私は一生掛かっても あなたに追いつける何て コレっぽちも思った事は無いけれど、

間違い無く 今 俺が有り続ける事が出来るのは あなたのお陰です。

 

本当に・・本当に  ありがとうございました。

 

 

 

コロナ禍 出口への空気感

昨夜、暫くぶりに一人で飲食店に出掛けました。

私・・一人で飲食店なんて 記憶に無いくらいにやらないんですがね・・

嫁さんにだけは「その意図」を話して・・

 

 

店主さんに「加藤さん、今夜は独身なんですかぁー・・(^o^)」と振られるので

「デキの悪い旦那には ご飯は抜き・・みたいなので息抜きにきましたぁー・・」ってね・・。

 

もちろん・・

その店は三密には充分に配慮した「配置と対応」なんです。

繁盛店ゆえの・・

GWには 客が激減しているのは目に見えて解ります。

だからこそ・・

今夜・この時間に 心得たお客様方は必ず来るハズだと確信して・・

 

入店して ほどなく・・

三密配慮の満席となりました。

気持ちの良い お客様方は「自分はドコに座ったらイイのかを店に確認しながら・・」

席に付き オーダーをしていきます。

自分だけが楽しめればイイ・・

なんて方は この日、この時間にはやってきません。

互いに配慮して「皆で美味しい・楽しいひと時を作り、この店を応援しよう・・」。

何も言わなくても そういう空気感に溢れるのは この店と店主が大好きな方ばかりだから。

 

店主・スタッフとお客様の会話が心地良いBGMの調べ・・

これぞ THE外食 。

オレは「この空気に飢えとったんじゃぁぁぁ・・・」。

 

大阪府の吉村知事が「出口路線・・」を発表してから なんとなく「世の中の空気感が変わった・・」と肌身で感じてます。

特に当地では「実質、一ヶ月以上感染者ゼロ」が続いております。

SMの人の出入りと交通量は前日までとは明らかに違う感覚・・

この感覚を直に感じたくて ここ一ヶ月は毎日SMに通ってました。

一番ワカリヤスイ「コロナ禍感」になると思っていて・・

 

感謝の送別会

黙って送り出すなんてガマンできねぇー・・恩も倍返し・・は、
果たして届いたのだろうか?? (^o-::)
 
今回に関しては・・
他人様にどう思われ様が関係無い。
自己顕示欲・・なんて 思う方は勝手に思ってくれ。
オラと俺達は「感謝の気持ちをストレートに伝えたいだけなんだ・・」ちゅう・・事です。
ああ・・気持ちよかったぁー
 
 
先月の前半・・
まだ「コロナの影響で大規模集会の可否判断が難しかった頃・・」。
結局、あの日にやらなければ 永遠に出来なかったのだと 結果オーライとして、
賛同をして頂いた「有志の皆様に感謝」です。
 
参加して頂いた お母さんから・・
「子供が 今までこんなに楽しかった事はナカッタよ・・」と、言って頂けた事で オラの場合はすべてがOKでした(^o^)
 
 
私が保護者会長の頃・・
保育園・園長・保育士さん・保護者・園児・・
の関係を「マスコミが流す殺伐とした関係性は どこの国の事なんだ・・。オレはこの状態が心地良くて 毎日、手を合わせて感謝している」と投稿したら・・
 
何名かの元職・現職の方から・・
「なんか夢でも見ているんじゃ無いの??
現実なんてそんなもんじゃ無いハズだよ・・」と、
お叱りを受けました(批判では無く、たぶんそういう辛い目に会われたのだと思います)
 
私の拙い目には・・
園児も保育士さんも毎日楽しく過ごして その雰囲気が
お迎えに行く私にも伝わってくる・・。
その中心には 間違い無く「園長先生がいらっしゃる・・」。
そして 判ってはいるけど 今期で定年になられ一旦は退職をされる・・。
 
でも・・
子供らが卒園したから 「もう関係が無い・・」なんて とても思えない。
そして・・
この園長先生にお世話になった OBの保護者も同じ想いで 三世代の役員さんが中心となって「元園児・園児・保護者・保育士」で 心を込めて「園長先生の送別会」を行うことができました。
 
私はこの歳ですので・・
園長とは さほど歳の差はありませんが・・
「本物の人の心遣い」を役員の二年間、感じる事が出来て
有り難いと思える事ばかりです。
なんでも「いいよ・いいよ・・」では無い、
厳しさの中の優しさを・・。
 
自然体の謙虚・・
年に一回は「この方々と交流を続けて行きたい・・」と
思える日でした。
子供を通じて親は成長できる・・
言葉ては知っていた つもり・・
が、こういう事なのかの第一歩でした。
歳だけは喰っていても まだまだ知らない事が多過ぎて楽しいぞぉー・・。
先日・・
来期の会長さんと顔を合わせて「今回の卒園式は園庭で行う・・」。
関連のイベントは「小・中・高」での通達に照らし合わせて行う。
通常とはかなり「小規模・短時間」での開催との事で 御時世の「しかたのなさ・・」とは言うものの なんとも言葉の出ない状況です。
 

母の葬儀の際は お世話になりました。

酒と業務には直接は関係無いものの・・・

個人商店であり、青臭い事を言う様ですが「人と人との繋がりで今がある当店」ですので

ご報告をさせて頂きます。

 

店主の母であり 創業者夫人である「母が12日に亡くなりました」。

12年の闘病生活は当人にも家族にも大変な日々でした。

テレビや新聞で見る「高齢介護そのもの・・」でした。

だからと言って「逃げる訳にも・逃げるつもりもありません」でした。

 

もちろん・・

行政の方々の支援を受けながらの事です。

半年ほど前からは「施設に預かって頂く日々・・」が続いた事で

家族の生活リズムは変わらない事から「ほんとに実感が無い日々です」。

 

得意先、お客様、遠方のお客様に協力と ご心配を頂き感謝しかございません。

御礼を申し上げます。

 

 

節分の鬼

晩婚で同世代の孫と「同じくらいの子供がいる・・」というのは

私の体力が追いつかない位で 今のところは楽しい事ばかり。

同年生からみると・・「いいなぁー・・」という事らしいけど

ムスメが嫁に行くまでは自分でムチを当てないと ならん訳で・・

ガンバレ・・オレ。

 

たまたま・・・

保育園の保護者会の役員が回って来て「一回りも二回りも若い方」と一緒に

仕事をする機会に触れて「俺は若かったらコレは無理だわ・・」と思うと同時に

感心するばかり・・。

 

節分「鬼さん役」も役員の大事な仕事・・。

「こんな俺でも務まるんかいな」と思っていたら・・

あんな楽しい事は無かったなぁー・・。

CIMG8535

 

こんな感じで「なり切りました・・」。

 

子供達が待っているホールに行くと・・

一斉に子供達が「豆を投げて来る・・」んだけど、

・勇敢に目の前まで来て歯を喰いしばつて投げる子

・半泣きになりながらも 懸命に投げつける子

・泣いて逃げ回る子

 

それを「面越し」に目の前で見れるんですからね。

どの子も「かわいく・愛おしく感じます」に、ホント・・。

 

ウチのムスメは・・

私が鬼役だった事を未だに感ずいていない様で 「鬼さんがホントにコワかったぁー・・」と、

言っております。そして・・届かない距離から半泣きで投げてました(^o^)

 

また、来年も「鬼さん役」です。

今年とは違うバージョンで・・一年間考えます・・。

 

 

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