酒メッセ長野
もはや「年中行事の定番」となった JR長野駅前・メトロポリタンホテルで10月第二木曜日
に開かれる「酒メッセ長野」。
今や、「東京・大阪」でも開催され大都市での「信州地酒の間口と深度」を拡大し続ける
原動力となっているのは間違いないです。
地元で行われる「酒メッセ」。
・一般顧客様は一ケ所で「ほぼ全蔵の酒が格安で試飲出来る」。ポケットにつまみを忍ばせて
プースを飲み歩く(この行為そのものは主旨とは掛け離れていると禁止されていますが)終業後の
サラリーマンで五時以降は「ラッシュ並みの混雑」になります。
また、マスコミ露出の高い蔵元さんと「知り合い・話しが出来る絶好の機会」として参加される方も
多いようです。
・料飲店さん・・は、通常の扱いブランドの確認と「自分の好みを捜す機会」として「首都圏・関西圏」から「お店を休んで参加」されている熱心な方も多いのには驚かされると同時に「絶対アイテムとしての必需性」なんだとの想いは 蔵元さんとの関係性がより深まるのだと思っています。
私にとっては以前と違う目的で参加しています。
最初の頃は とにかく扱い銘柄が少ないですし「知らない人・蔵・酒」ばかりですから、
目星をつける目安も無く「片っ端・メモを取りながら・時間との勝負」で試飲と対話をしてました。
なにしろ・・・下戸ですので。
毎年、一蔵ずつ増やして「その分、得意先と取り引き量も上げて・・」を繰り返しながら。
それでも「焼酎ブーム前夜」の頃は 今や人気ブランドとなった蔵元さんも「試飲する人さえいない」
のなんてザラ。
キチンと段取りを踏んで お願いすれば「取り引きをして頂ける」そういう時期でした。
いまや・・
信州の地酒は特に首都圏に置いて「人気ブランド」のプチ日本酒ブームで「酒が足り無い・取り引き酒販店なんて増やせない」状況です。
当店では基本的に「蔵数は増やすつもりは無い」ですから 取り引き蔵元さんを順繰りに回って「蔵元さんと話しをする」のが主たる目的です。日頃、疑問に思っている事。次はどうするのか ?など。
試飲は「ホロ酔い程度」の軽い感じで「帰宅後もトイレと一晩お友達」を何年も続けていたのは過去の事となりました。
同業の酒販店さん方とも顔を合わせて話しをする 良い機会です。
この業界は「飲食業」とは直結した繋がりを持ちながらも「その関わり方」の「方針と手法」を
持って新たな試作を行っていかないと「誰にも相手にされなくなる状況」を作ってしまう危険性さえ
あります。
昨年は ハッキリ言って・・・
「行くのが面倒臭くてヤメた」くらいに疲れ切っていたけど、行動して・顔を合わせて・話しをする
と、自分にムチを打って出かけたけど・・ヤッパリこういうトコには参加するべきだよね。
今回も成果があったし・・。
多くの蔵元さんの写真を撮ったけど、下戸の撮るのはブレブレで
なんとか公開できるのが「高天の美絵ちゃん」と撮ったこの一枚だけというオチでした。