木祖の蔵見学
木祖・・と書くと「漢字が違ってるよ・・」の指摘を受ける事もあります。
まっ・・木曽も いろいろありますので 説明できる範囲でします。
たまぁーに「面倒な時は・・」しませんので ゴメンナサイ。
蔵見学・・・
を一人で伺うのは 大抵「取り引きを開始する」時だけです。
あとは基本的に「料飲店さん」を お誘いしてです。
扱ってくれている、あるいは興味を持って「取り扱ってくれる予定」の方。
蔵の環境・蔵元の考えを直に触れて頂く。
そして・・私も毎回「違う発見がある・デキル」です。
あー・・「もうワカッタヨ・・」と思ったら そこで終わりだと思っています。
先日、九郎右衛門蔵、木祖の「湯川酒造店」さんに
伺いました。
「モロミの発酵音を聴くには雑音の無い夜が一番。これは飽きないですよ・」と杜氏の言葉。
通称「モロミのツラ」と呼ばれる「発酵タンクの表面」も常に表情が変る「流動の絵画」。しかも「香り付き」です。
お客様の中でも「蔵見学に連れてって欲しい・・」の方が
多く いらっしゃいます。
酒造り・・を理解して頂くには「現場を見て頂くのが一番」だと
蔵元さん・私ら酒販店も思っております。
しかし・・酒造りの現場は 常に危険との隣り合わせです。
特に「この画像の発酵タンク」の回りは「生命の危険」もある場所です。
一番に「見たい・聴きたい場所」は「衛生面・品質面」に置いても「蔵元さんが最も避けたい場所」でもあります。
その為に・・・
酒販店の立場としては「料飲店さんのみ お誘いして」
「その様子を お客様にお伝えする」という共同の使命で伺います。
「造りの現場」に一般客様を お連れするには「蔵の規模・人的用件・作業工程」をクリアした「限られた時期と蔵元」しか ございません。
この時期に各所で「蔵元開放」の名で「醸造現場の空気」を感じてもらうのが導入口と ご理解を頂き おたのしみ下さい。