旨い魚はココにあった・・。
海辺の方が信州に お越しになって、たぶん不満なのだろうという言い回しで言われるのが
「なんで山国なのに魚(海魚)料理が出てくるのか ??」です。
これね、海辺の方には理解して頂け無いかも知れない「無い物への憧れと日本人DNAの欲求」なんです。
旨い魚を食べたい・・・
この単純な理由の為に「プロの魚屋・料理屋・ネットワークが存在」する訳です。
料飲店さん以外は「玄人が扱う質の高い魚は料理屋さんの盛り合わせ」しか食べる事が
出来ないと 私らの地域では諦めにも思いがありました。
単店の「魚屋さん」は とっくに姿を消し、SM・CSに出る「安い魚を、夕刻の値引きタイムまで待って買う」のが「賢い買い物」だと言う現状。
家呑みも「旨い刺身を・・」は幻想でしかないと諦めていたところへ・・・
二年程前SMから独立した「若い魚屋さん」が地元に出来ました。
派手さは無いけど誠実で真摯な姿勢と「古き良き魚屋の香り」がして その心意気に一発で
惚れてしまったんです。
そして、いつか「一緒にコラボできたらいいな」と夢をみました。
今年になって「イートイン・スペース」を売り場内に作った事で・・・
当店の「猪口の会」を お願いしました。
週末に家呑みする方が「ココで刺身」を、「当店で日本酒」を選んでくれる事を願ってね。
@魚雅水産「猪口の会」は 予想通りに会員内だけでの案内で満席となりました。
旨い魚に飢えた「山国の人間の繋がり」は割と太く深い根を張っているみたいです。
当然・・・
魚だけのフルコースは満腹にて満足そのもの。
自然と「またココでやって欲しいナァー・・」と参加者からの言葉が
私と魚雅さんへの次回以降のビタミンになりましたな。
人間は「本当に旨いモノを食べた時には黙る」のがアタリマエなんだと確認して・・。
2016年10月3日8:13 PM | Category: 猪口の会 | Comment : 0