俺の話を聞け

現代版・倍賞美津子的女将さん

忙しい時程「イベントを重ねて行う」という一見矛盾している事を最近続けています。

理由は簡単・・

「工程が多い程スピートが求められる。そして究極のスピードとは精確な中でしかなし得られない」。

これ、私の持論ね。

ただし・・スイッチを入れるまでが掛かるんです。時間が・・。

 

今月の「猪口の会」は銀座の「想今(そこ)」。

私の憧れであり理想である「居酒屋の女将さん像」を まさか地元で体験できるとは・・。

女将さんとの出会いは「顧客さんの紹介」でした。

一目見て「あっ・・・」です。

顔が似てるとか・・の話しじゃなくて、

服装は洋装ですが「現代的な居酒屋女将・倍賞美津子さん」が「そこに居た・・」です。

 

しかも、この女将さん「料理はほぼ手造り」。ホント手を掛けてくれます。

 

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この日の目玉「トップスリー」です。

澤の花「純米大吟醸」は美山錦とは思えない「旨味炸裂型」の酒で一番人気でした。

 

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この馬刺が絶品でした。元馬肉専門店が言うんですから・・。

 

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飯田で「おでん」といえば「ネギダレ」が定番。当然「カラシ派」もいらっしゃいます。

 

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カキのグラタン・・は、「あーウマい・・・」しか出てこない 心までアッタマル味。

 

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お約束の〆の「牛スジカレー」は「まってました・・」の一杯。

 

まだまだ料理はあったのですが「撮るのを忘れるくらいウマかった・・」。

ごちそう様でした・・。

 

 

 

出帳販売

毎年、春・秋の「イベント開催」に合わせて呼んで頂けるので参加しております。

 

目的は・・

家族と私が この会社の姿勢を見て・感じて「本来あるべき姿を忘れない為」の刺激です。

だって、会長が自ら接客をして・社長が駐車場係を率先して行う・・は、あの規模の会社では有り得ないし

未だに他社では見る事は無いですからね。

イベントだから・・

であっても「職域と業務」を超えた「社内コミニュケーションの場」であり続ける効果にも注目しています。

 

 

その地元では一番の「総合醸造企業」丸昌稲垣の直営販売店舗「稲垣來三郎匠」へ今回は四日間お邪魔しました。

古民家を移築しての趣き有る店舗です。

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「勤労感謝の日」を挟んだ連休期間、この地区では県外からの「りんご狩り」のお客様で「ICも渋滞する」混雑ぶりです。その行き帰りに「田舎を売り込む店」には この期間内に「3,000人」を越す方が いらっしゃいます。

木桶仕込みの この「イベント特別仕立て味噌」購入を目当てにお越しになる方で最終日を待たずに「味噌が完売する人気度」。キャパも人気も桁違いです。

 

 

基本的に・・・

当店は来店をして頂き「空気を感じて頂きながらお酒の説明を・・」目指しています。

それが一番、「買うという想いを物心から・・」と勝手に思い込んでおります。

でも、その前提は「当店に興味を持って頂いて来店する」という至極当然の事です。

もちろん「そういう仕掛け」をし続けてはいるのですが・・

逆に「当店の事を何も知らない・日本酒に興味が無い」このアウェイなミックスを打ち破る「武者修行の場」だと位置づけています。

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一日に「1,000人位」の人が目の前を通り過ぎると「なんとなく感覚で この人にアプローチしよう」が出てきます。そうすると確立も上がります。

誰かが停まって 私に酒の質問を始める。「それが長引く程・濃く、深くなるほど・・」それを回りで聞いていて「同じ酒を購入する方」が多くなります。

これだけの人が集まると「最後の最後は人間の本能と勘」なのが 我ながらオモシロいと思うのと、対話の流れを自分の中で作っていけている内は現場に出ていても大丈夫であると「自分自身のチェック対象」としています。

 

「やった以上は結果を出す」も大事ですけどね。

 

 

 

「ふなばづめ」ってナニさ ??

毎年、「ボジョレーヌーボー解禁日」週の日曜日に行われます

大信州 槽場詰めです。

 

いつもは盟友の「恵比寿屋・番頭A」と出掛けるのですが、今回は その旦那様 Kさん。

気さくで 「ウマの合う仲」だと勝手に思い込んでおります。

その行き帰りは・・いつもとは違う会話内容で これまた新鮮度100%。

やはり盟友は「近くに居ると心強いです」。

 

実は毎年 やってる事は基本的に同じです。

でも、それは「現場に出向いて確認しないと意味が無い」んです。

・新酒搾りたてを確認して「今年の蔵の動向を診る」。

・蔵元の説明で今後の動向を計る。

・契約栽培農家の説明で米のデキを確認する。

・年に一回しか顔を合わせる事がデキナイ 同業者との対話で

自分の足りない個所を自分に思い知らせる。

・イベントに参加する事で「お客様の楽しめる部分の確認」と

自分自身も楽しんでいるかを確認する。

 

で・・・

それを、お客様に「来客時・メール・酒の会」にて話しをさせて頂く事で現状説明とさせてもらってます。

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今年は初めて・・

ウチにも「酒林がやってきます」。

ココまで大きくは無いですが、作って頂ける方に お願いして今から楽しみです。

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そして・・・

今年も「白いドラエモン」が お酒を汲んで来ました。

ボジョレー的な言い回しはイヤなのですが「今年も良いデキです。

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柔らかい新鮮な林檎の香り・フワッと膨らむ大信州らしい旨味・軽い辛味のキレ

ご予約、お待ちしております。

新酒マジか ? いや、間近・・でした。

信州の南端・飯田の住宅地で地酒専門店・信州旨酒 加藤商店をやっている「マブシイ店主」です。

どこがマブシイかは見てのおたのしみです。

 

今年も やってきました。心情としては「ヤッテ来ちゃったナァー・・」の到来です。

いや、楽しみなんですが「それまでの準備等が大変なんです」。ケッコウね・・。

 

新米・新酒・・搾りたて・・は、信州ですと来週当たりが早い方で本番は師走になってからです。

地元産の酒米を使う酒蔵さんが圧倒的に多いですから、収穫して・精米して・からして・・だと「10月1日からスタート」ですね。それより前だと「前年の古米」を使用しての酒造りになります。

こう書くと「残り物の米で造ってて旨い酒はデキルのか ??」みたいに思われるかもしれませんが、キチンと保管してあると「水分の抜け具合と熟度で古米の方が造りやすい・・」と、おっしゃる蔵元さんも いらっしゃいます。

実際、試飲をしても「さほどは変らないし・解らない・・」が実感です。

つまりは・・

需要に対応する為には「早くスタートする、こういう対応もせざる得ない業界環境だ・・」です。

県外の温暖地ですと すでに一号搾りが終わっている蔵元さんも いらっしゃいますからね。

 

そして・・

やっと本編です。

当店での新酒一号販売は毎年 大信州 槽場詰め 仕込一号 無濾過生原酒 純米吟醸 から始まります。

名前は長ったらしいので簡単に説明すると・・・

新米で仕込んだ新酒・今年初めて出来た酒・搾ったままを その場ですぐに瓶詰め・それを、そのまま販売する

・・・です。

 

無濾過生原酒・・が、地酒分野の象徴みたいなカテゴリーですが、この「何も手を加えない酒の商品化」と「その高品質化」とは 実は別物なんです。

どの蔵でもデキルけど、どの蔵も同じじゃ無い・・。

こういうやり方をすると「ココの蔵元は嫌がりますが・・」熟成を掛けて「二、三年低温冷蔵庫で寝かせると その真価が発揮されます」。同じ事をやって「熟度に耐えられる蔵元が どのくらいあるか ??」

つまり、そういう事です。

ちなみに・・・

当店では昨年、この酒の「4年熟成モノまでが全完売してしまい、熟成酒がゼロ」になってしまいました。

いや、冷蔵庫の奥に隠して置いたのを お客様が見つけてしまい、配達から帰って来たら「売れてカラッポ・・」という「ウソのようなホントの話し」。

それ以来、冷蔵庫の酒入れ替えは閉店後に変えましたけど・・。

 

話しを元へ戻すと・・

それを、全国の取り引き酒販店が蔵元に集まって確認するのですが「こりゃぁー大変だ・・」な訳です。

そして、一年に一度しか「顔を合わせる事が出来ない方も多い」ですので ま、「冬の七夕」みたいなもんで

楽しみでもあります。

 

と、言う訳で・・・

その、ファンタジスタな酒の紹介と受注を開始します。

以前は「蔵元締め切りまでに予約注文を取る」をしていたのですが、最近は この時期から「ココからスタートする」が定着しました。

これは「単に私の段取りが悪いのと、良い お客様わ恵まれている」の感謝です。

では、ご覧を頂き 予約を お待ちしております。

 

“槽場詰め・商品案内”のプレビュー

 

 

 

「有名ブランドを並べ無いと居酒屋は無理ですかねぇー・・」

信州の南端・飯田の住宅地で地酒専門店・信州旨酒 加藤商店をやっている「マブシイ店主」です。

 

本日の表題・・

若手の居酒屋店主さんの言葉です。

友達のやっている居酒屋さんは「焼酎・地酒の有名どころをビッシリ並べている」のに対し、

その方は料理主体でアルコールまで目も手も回らず「おざなり・・」の状態なのだと。

これから勉強をして行きたいけど「どっから・どのくらい・どうやって・・」始めたらイイのか解らない・・と。

非常に正直で誠意のある言葉だと思います。

たぶん・・「なんとかく初めて・・」がイヤなのでしょう。

 

都市部の一日で「一升瓶が10本以上空く・・」ような店舗とは違い、

地方都市では結果として「一日に一升瓶が五本程空けば御の字」が実情です。

そしてウチでは「開栓する酒は五種以内に・・」をオススメしています。

開栓後の「味が膨らみ切った状態で売り切る」なら このローテーションが一番負担が無いです。

そして「売り切ったら・・新たに開ける」。

開店前に「開栓したある酒の状況を把握しておく・・」のも大事です。

酒は器に注いだ瞬間から「料理に変身するのですから・・」。

 

最初のウチは「流行りモノ・・」を やってみるのもイイかも知れません。

でも、お客様は「置いて無いモノを常に求め続けます」。間違いなくネ・・。

ですから「その欲求に応え続けるのは不可能です」。

 

ですから、「看板料理・オススメ料理」を お客様が期待して来店されるのと一緒で、

「看板酒・オススメ酒」の出番となります。

その提案は当店でも させて頂きますが基本的に「店主さんの好み」が一番です。

料理だって「自分の旨いと思ったものを作る」のですから それに即した酒は同じ「旨いのカテゴリー」が

一番です。それをイチから探すのでは無く「当店が お手伝いできますよ・・」と、いう事です。

長い文章になりましたが 簡単な手順でしょ・・。

 

キツい事を言うと・・・

ブランドを纏う方は それに即した「魅力あるヒト」になるか モデル体型になるしか無いです。

「ブランドに着られちゃってる方」はファストファッションを着こなしている方よりも「カッコ悪い」のと一緒。

奏者が楽器を選ぶと同様に「楽器も人によって音が違うんです」。

 

自分の色で音を出すなら・・

有名ブランドか否かは「二の次・・」でしょ・・。

惚れた酒をススメル・・。

当たり前から初めませんか ??

以上・・・「マブシイ店主論」でした。

 

解り易く・・表形式にしてみました。

詳細は お問い合わせ下さい。

“日本酒再構築”のプレビュー

 

 

 

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